[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 誠一は震え、立つことができなかった。腰が抜けていた、とも言える。
 喪失感が、しばし彼をのみこんでいた。やがて、はね返るように、悲痛な感情がやにわに押し寄せてくる。彼は堪えるのに必死だった。愛華を止められなかった自分を責めた。大切に育ててきたのだ。それが、ほんの一瞬で……
「嬉しい?」
 幾度も聞いた愛華の素っ頓狂な言葉が、誠一の傷口に塩を塗る。彼は力なく「……嬉しいわけないだろ」とだけ返し、肩を落とす。しかし彼女は、誠一がその悲愴感に身を委ねていることすら許してはくれなかった。なぜなら、聞き覚えのある聞き慣れない声が彼の耳に入り、
「――っ!」
 ふと頭を上げた時、
「う、嘘だろ?……やめ、愛華――!」
 目に入った光景が、彼には信じられなかったから。
 声の主は、子猫だった。小さなからだのうえに、愛華の足が乗っている。
「どうして、嘘つくの?」
 誠一は弾かれたように駆け出す。が、震える足がもつれ、その場に転倒してしまう。
「愛華、やめろ!」
 誠一の目に涙が溜まる。愛華は足で子猫を捕らえたまま、
「蛾の時も、この植物の時も――」
 夢中で這って自分へと向かってくる誠一を下目に見ながら、
「お父さん、同じ顔してるのに……」
 子猫の腹部に、さらにじわりと体重をかけた。今の誠一に、愛華の言葉は届かない。ただ、一刻も早く子猫を解放することだけを考え、誠一は彼女の足元へと急いだ。
 だが、
「お父さんも、力づく?」
 愛華のその言葉が、誠一の動きを制した。彼女の足に掛けかけていた誠一の手が止まる。見れば、彼女の足の力がわずかに緩んでいるのがわかる。
「コレを、私から奪るの?」
 子猫は依然として愛華の足に捕らえられたままではあったが、先ほどまで響かせていた痛々しい呻きのような声は止んでいる。誠一は、
「ちゃ、ちゃんと聴く! 嘘は言わない! だから、やめてくれ!」
 彼女の行為を阻止しようと、必死でそう懇願した。
 愛華の瞳は、全く感情を湛えていなかった。
 誠一はそんな彼女を見上げながら、いつまでも勃起し続ける己の愚息に困惑していた。

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コメント
この記事へのコメント
こんばんわ。お疲れ様です。私はパソコンをいじりだしたのが遅かったため2年位前に実際に中国女性が、子猫、子犬、カエル、うさぎなどを踏み殺す画像を見ました。女性が、虫を踏み殺すだけでも興奮するのに、動物を殺すとは、さすが中国です。しかもうさぎを殺す場面では、うさぎの眼球に女性のヒールが刺さっているを見た時凄いと萌えました。しかもどの女性達も本当に楽しんでいるのが萌える。お金のためだけならあんなに楽しそうに殺せないはず。彼女達からすれば、一石二鳥だったのだるう。それと中国女性といえば若い女性がお札を煙草がわりに吸ってみせるなど萌え萌え。私はその女性がお金もなく飢え死に寸前の男の前でお金に火をつけたのを、想像します。また昔見た日本のビデオで、ガーターストッキングを身に着けた女性がバナナを足で踏み潰してこねくり回したり、オナニーの道具に使っているのを見て外国の飢えた子供達が見たらどう思うだろうと思ったりしました。すいませんつい長くなり本来自由帳に書き込むところを。主人公が猫を踏むなど残虐性に感動しいろいろ書いてしまいました。失礼します。
2011/05/03(火) 21:04 | URL | でぶ #-[ 編集]
愛華のように冷酷な一面を持った少女が、もし実際にいたら・・・と考えたら少し怖いです。誠一の元妻の麻美子が 「そ、そういうレベルじゃないの! 絶対あの子、頭おかしい! 狂ってる!」 と思う気持ちも分かります。
2011/05/04(水) 12:17 | URL | ひらき #k62HVzjU[ 編集]
でぶさん。
物語を通じて高揚してくださったんですね。とても嬉しいです。
生物は可哀想、食物はもったいない。あくまで妄想の範囲ですね、私は(笑)
愛華のこと、今後も見守ってあげてください。
2011/05/04(水) 15:22 | URL | ryonaz #mLlZp4Zg[ 編集]
ひらきさん。
先日は愛華の心境、今回は麻美子の心境。
いろいろと思いを巡らせてご覧いただけていることが嬉しいです。
愛華は実際にいますよ。この物語の中に(笑)
2011/05/04(水) 15:26 | URL | ryonaz #mLlZp4Zg[ 編集]
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