[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 わずかに開けた窓から春風が入り、愛華のミディアムヘアをさらさらと靡かせた。
 膝上丈の半袖白ワンピースが、まだ幼さの残る彼女の綺麗な手脚のラインを際立たせている。その上に羽織っているのは、淡い黄色の半袖カーディガンだった。
 誠一は、こうして愛華の傍にいられる幸福を、あらためて噛みしめていた。五年ぶりに見る彼女は、本当に美しく育っている。その肌のきめ細かさや、全身を纏うしなやかさ、ほのかに香る甘美な匂いや、耳に心地良い声、今にも透けて消えてしまいそうな、それでいて確かな実存性を備える神秘的な雰囲気。
 愛華は、娘でありながら、どこか敬虔の念を誠一に抱かせる存在だった。
 ひときわ誠一が魅入られているのは、切れ長の瞼の奥で輝きを放つ、射抜くような鋭い、大きな瞳だった。覗き込めば、たちまち心そのものが破壊されてしまいそうな――。だが、その瞳は同時に、見る者全てに深い慈悲を与えるかのような神々しさをも帯び、それが誠一の心を掴んで放さない――いや、むしろ彼自身が、進んで心を授けているかのようだ。
 しばしその瞳に捕らえられていた誠一は、頬を赤らめ、
「まあ――、その……のんびりしてけ」
 自分を見失わないように努めなければならなかった。
 ――俺は父親だ。当たり前だ。
 平常心を取り戻そうと、なんとなく頭を垂れる。
 その時、愛華の中に不自然なものを見たような気がして、誠一は再び心を乱した。
 足だ。
 彼女のそれは、ひどく汚れていた。先ほど見た残骸が、誠一の頭をかすめる。再び吐き気を催し、何とか堪える。愛華のもつ美と醜の矛盾とその融合、調和、共存。それらが、彼の精神を混乱させる。同時に誠一を襲ったのは、己のマラの怒張、という受け入れ難い現実だった。
「足、洗ってきなさい」
 努めて冷静に、誠一はそう促した。
「うん。じゃあ、お父さん洗って」
「っ……あ、甘えるな。もうそんな歳じゃないだろ?」
「甘えたいよ。だって――」
 言葉を中途で切り、
「こ、こら……」
 愛華は誠一の手を引いて浴室に押し込んだ。彼の裾をまくり、シャワーを手渡す。
「準備、整いましたっ!」
「……っ、たく」
 誠一は湯の温度を調整し、慎重にカランをひねった。

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コメント
この記事へのコメント
愛華は、誠一にとって実の娘であり、なにか特別な存在なのですね。平気でツチイナゴを潰す残虐性と一瞬、妻の麻美子と姿が重なるほど似ている美しい容姿を併せ持っているので、そこに神秘的な雰囲気を感じるのだと思います。とても面白いです。最近、更新のペースがはやいですね。あまり無理をしないでくださいね。
2011/04/27(水) 10:29 | URL | ひらき #-[ 編集]
いつもありがとうございます。
ひらきさん、こんばんは。いつも楽しんでご覧いただけて嬉しいです。
作品自体は完成していますので、無理をして執筆しているわけではありません。お気遣い、ありがとうございます。
サイト立ち上げ当初は毎日更新をしていましたが、私の中にちょっとした憂いが生まれてきまして――
読者様に相談し、ご意見を頂き、現在はゆっくり更新に落ち着いている、といった状態なのです。
現在の加速は、単なる私の暴走です(笑)
ただ、ひらきさんは、ついてきてくださっていますよね。頂いたご心配とは裏腹に、正直、安心した私がいます。
お言葉、ありがとうございました。
2011/04/28(木) 19:59 | URL | ryonaz #mLlZp4Zg[ 編集]
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