[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
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 ふたひらの桜が、愛華の艶やかな黒髪を彩っていた。
 誠一がこのアパートの部屋に人を通すのは、これが初めてだった。実の娘とはいえ、ドアを閉めて施錠した後も、誠一はなんとなく落ち着かない気分だった。だが、そんな彼の心とは裏腹に、愛華は無邪気でくったくない笑顔を浮かべていた。玄関に靴を脱ぎ捨て、
「お父さんの部屋だぁ。すごーい」
 勢いよく室内にとび込む。
 アパートの一階。六畳一間のありふれた和室だ。内装は地味で、洒落た家具ひとつない。目を惹くものと言えば、彼が趣味で育てている観葉植物のステレオスペルマムと、最近まで捨て猫だった目も開かない雑種くらいだろうか。男の一人暮らしには、それで十分なのだ。まして、ここはバス・トイレ別で安い。彼にとっては好条件の部屋だった。しかし、
 ――娘を入れるには、ちょっと……、なあ……
 誠一は後悔していた。愛華が来て、ここで一日過ごすことは、今日の朝の段階でわかっていたのだ。せめて、もう少し何かしておくべきだったな……、と。
 だが、その後悔は無用らしかった。
 愛華はぐるりと室内を観察しては、いろいろなものに興味を示す。猫やステレオスペルマムはもちろん、平凡な家具や台所用品に至るまで、彼女は瞳を輝かせては、快哉の声を上げた。
 誠一は、そんな娘の様子を見てホッと胸を撫で下ろした。ようやく肩の力が抜けた彼は、自分も靴を脱ごうとその視線を下へと向ける。その時、愛華の脱ぎ捨てた靴が目に入った。
「愛華、靴はちゃんと揃えなさい」
 さらりと注意し、誠一は自分の靴を脱いで丁寧に揃える。愛華は「はーい」と、あからさまな空返事をした。まだ室内を見回すことに夢中なのだろう。
「はぁ、全く……」
 と、誠一は溜息混じりに呟き、彼女の靴を揃えようと手を伸ばした。
 リボンバレエシューズのようだ。光沢のある、桃色を基調とした可愛らしいデザイン。その片方は靴底が上を向いており、一部に汚れが見られる。桜の花びらが三枚。他に見られるのは、赤と、黒と、茶褐色と――。もちろん誠一には、その汚れの正体がすぐにわかった。今日の夕方までは確かに生命のあった……、今は亡きむくろだ。誠一の脳裏に、女の子を助けた時の愛華の姿が過る。そこには、彼女の笑顔と殺戮が矛盾なく共存していた。
「っ……!」
 と、突如、誠一は不可思議な嘔吐感に襲われた。慌てて口を抑え、すぐにトイレに駆け込もうとする。が、次の瞬間には、もう吐き気はその姿を消していた。
 愛華は窓際に佇み、静かに春の陽光を浴びていた。ひと通り室内を観察し終えたらしい。誠一は、愛華の靴を揃えることも忘れ、彼女の傍にそっと歩み寄る。
 誠一の瞳の中で一瞬、愛華と麻美子の姿が重なった。

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コメント
この記事へのコメント
仕事が震災の影響で大変な事になっていて なかなか 来れませんでした 久しぶりに見たら 更新されてて この作品も いいね 僕の親も 僕が子供の時 離婚し 親父に引き取られました これの逆だね この 娘と 会うシーンは なかなか いいね ツチイナゴを 踏み潰すシーンからの再開 なかなか よかったです この続きが読みたいです これからも頑張ってくださいね
2011/04/25(月) 20:51 | URL | きんた #-[ 編集]
こんばんは。いいですねたとえ虫でもその生命を足で奪いその行為にお礼を言う少女。私もクラッシュビデオはそこそこ見ましたがとくに良かったのが2人の女性によるザリガニ潰し。1人の履いてサンダルの底にザリガニをゴムで貼り付け2人は向かい合わせに腰をおろしザリガニを貼り付けたサンダル足を相手につきだす。それにあわせむかいの女性の足が相手の足に重なる。足の裏と裏を合わせるように。2人は楽しそうに笑顔でザリガニを潰した。それと最近見たDMMの中からタイトルは忘れましたがある金持ち夫人が若い男
とのSEXをする前にスカートをおろしましたが私のよみどおりに黒ストをガーターベルトで吊っていました。しかし萌えたのは、そのガーターベルトが蛇か鰐の皮でできていました。仮に蛇としましょう。どこかで普通に生きていた蛇ある日人間に捕まり殺されその目的が人間の女性がSEXをするために履くストッキングを吊るための道具と知ったら魂はさぞ無念で成仏できないでしょう。しかも腰に巻いてる女性はガーターベルトをはずしたら必ずポイと放り投げます。生きているものを殺して道具に使っているなどまったく罪悪感もなく。こんな考え少しおかしいですか。これからゴールデンウイーク10連休があるので、できたら女性の喫煙萌え体験など書き込みたいのですがよろしいでしょうか。小説のほうも期待してます。失礼いたいます。
2011/04/25(月) 22:35 | URL | でぶ #-[ 編集]
きんたさん。
大変な状況の中、またのご来訪・ご感想を頂けて有難いです。
虚構が虚構であることが現実である――と信ずる故、私は小説に禁忌を設けません。
実体験が基でご気分を害されることは望みませんので、何卒ご自衛くださいね。
続きを楽しみにしていただけて光栄です。
背中を押してくださるお言葉に甘え、またぞろ加速更新中。私の悪い癖なのです(汗)
2011/04/26(火) 18:50 | URL | ryonaz #mLlZp4Zg[ 編集]
でぶさん。
こんばんは。いつもお褒めの言葉を頂き、ありがとうございます。
「動物が殺される目的について」――興味深く拝見いたしました。
>こんな考え少しおかしいですか
おかしい私には、回答できません(笑)
ですが、いくつかお言葉を抜粋させていただくと、
>人間に捕まり殺されその目的が人間の女性がSEXをするために履くストッキングを吊るための道具
>知ったら魂はさぞ無念で成仏できないでしょう
>しかも腰に巻いてる女性はガーターベルトをはずしたら必ずポイと放り投げます
>生きているものを殺して道具に使っているなどまったく罪悪感もなく
ここまでは、「毛皮反対」を主張する方々の観念と同じなのではないでしょうか?
仮にそう捉えれば、でぶさんの考え自体は、決して異例ではないと言えますよね。
判然たる違いは、感じ方。――怒りか、萌えか。
「逆リョナ」も同じです。この虚構に覚えるのは、怒り? 萌え? というわけで。

>できたら女性の喫煙萌え体験など書き込みたいのですがよろしいでしょうか
まず「書き込みたい」というお気持ちが、とても嬉しいです。
ただ、当方は虚構の小説サイトですので、現実の話を書き込む際には、ご配慮いただけたら幸いです。
簡単に言えば、事件性のある書き込みはご遠慮ください、ということですね。
それから、こちらは、基本的には記事へのコメント欄です。
ご感想など、これからもぜひ。お待ちしております。
2011/04/26(火) 18:55 | URL | ryonaz #mLlZp4Zg[ 編集]
こんばんわ。蛇の件は、もちろん萌えです。それとここは記事の感想を書くところですと書いてありましたが、私はパソコンとかメールは、基本的に苦手でついこの欄に萌え話も書き込んでしまったことに申し訳ございません。いろんなサイトに書き込みをちょくちょくしますが、管理人様のように常に書き込みに対し返事をいただけるのでついうれしくなり今までの萌え体験など聞いていただきました。そこでどのコーナーに萌え体験、妄想話を書いてもよろしいでしょうか。小説は、読ませていただいていますが、それ以外は、わかりません。本当に失礼な奴で申し訳ありません。失礼いたします。
2011/04/26(火) 20:11 | URL | でぶ #-[ 編集]
読者様ページを作成しました。
でぶさん、こんばんは。失礼だなんて全く思ってないですよ。
むしろ、貴重なご意見を頂きました。ありがとうございます。
確かに慣れていないと、区別するのは難しいものなのかもしれませんね。考えさせられました。
>どのコーナーに萌え体験、妄想話を書いてもよろしいでしょうか
はい。そこで――
当サイト内に「自由帳」というタイトルのページを作成しました。

http://ryonaz.blog96.fc2.com/blog-entry-1010.html
上記リンク先ページのコメント欄に、体験談や妄想話を書いていただけますでしょうか。
PCページの右上部、携帯ページの目次スペース、それぞれからもリンクを貼りました。
そちらをクリックしていただければ、直接「自由帳」ページに飛べます。
ご活用いただければ幸いです。
2011/04/26(火) 21:58 | URL | ryonaz #mLlZp4Zg[ 編集]
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