Black Onyx [ブラックオニキス];2014/ 12の記事一覧

ここでは、Black Onyx [ブラックオニキス]での 2014年 12月 に掲載した記事を表示しています。
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メリークリスマス!
よき聖夜を。

今年もあとわずかですね。
寒い日が続きますが、皆様、くれぐれもご自愛ください。
これからも、Black Onyx [ブラックオニキス]を、どうぞご贔屓に。

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「メリークリスマス!」
 帰宅した僕を、彼女の明るい声が迎えた。
「お!」
 思わず声が漏れる。彼女のワンピース姿に目を奪われたからだった。
 丈が短い。赤と白を基調としているのは、サンタクロースを意識してのことだろう。長袖であることも相俟ってか、大胆に覗く生脚は強調され、僕にはとても艶やかに見える。足先を包むフリルのついた白いソックスも、とても可愛らしい。しばし見惚れる。
 と――、
「あっ!」
 僕は、さらに大きな声を上げた。
「どう?」
 彼女の隣には大きなクリスマスプレゼントが置かれていた。中身の質感はあまりに繊細で滑らかで、僕は一瞬で虜にされてしまった。
「欲しい?」
 一も二もなく、僕は頷いた。
「じゃあ、あげる」
 僕はつい彼女の前に、無防備に手を出してしまい、
「――うっ!」
「あっははは。ひっかかった!」
 鳩尾を抉る強烈なボディブローをもらってしまった。たまらず身体をくの字に折る。この彼女の悪い癖は、今に始まったことではない。彼女は、ふらつく僕の首を捕まえて脇に抱えると、さらに膝で腹を打つ。
「うえっ!」
 漏れる僕の声を聴き、彼女はとても嬉しそうに笑う。
「ぐえ……、あ」
「あっはは!」
「ううっ」
「そろそろ吐く? ここ? ここ?」
「うっ!……ぐふうぁっ!」
 呼吸ができない。食べたものがせり上がり、喉を刺激する。涎が垂れる。
 彼女が手を放したとき、僕は咄嗟にうずくまった。身体を横に倒し、唸る。彼女は爪先で僕の脇腹を追撃し、
「終わり?」
 仰向けになった僕の顔を、その大きな瞳で見つめた。
 満足そうな笑みだ。息があがっている。そんな彼女を見て、僕もまたにっこりと笑った。
 ――と、
 ふと、彼女の口元が悪戯っぽい形に歪んだ。
「……え?」
 高く持ち上げられていく脚が視界に入る。彼女のその動きは、実に優雅で、ゆったりとして見えた。が、なぜか言葉を放つ余裕はなかった。
「ああっ!」
 気づいた時には、彼女の足がプレゼントに叩きつけられていた。
「あぁ……あああ!」
 ……潰れてしまった。
 さっきまで美しかったプレゼント。
 素敵だと思っていたんだ。

 その、箱詰めの彼の美貌が――



END

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コミックマーケット87(冬コミ)が開催されます。(※終了)

●日程:2014年12月28日(日)~30日(火)
●場所:東京ビッグサイト

※詳細 → 「コミックマーケット公式サイト」

以下、参加されるリンク先サイト様です。(委託参加、一般参加含む)

30NEKO.com  AFJ  被愛僕主義社

わかる範囲で掲載いたしました。順不同です。
(万一、掲載漏れがあるリンク先サイト様がいらっしゃいましたら、ご指摘ください。)
イベントに関するお問い合わせはご勘弁ください。
詳細は公式、または各サイト様にて。

以上、ご紹介まで。
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