Black Onyx [ブラックオニキス];2010/ 06の記事一覧

ここでは、Black Onyx [ブラックオニキス]での 2010年 06月 に掲載した記事を表示しています。
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千速さんより、またまたイラストを頂きました!
お話を伺っているだけでも、相当な忙しさが伝わってきます……
そんな多忙な状況下での作品提供、大変嬉しく思っています。
逆リョナにかける情熱は計り知れず。千速さん宛てのファンメールも多いのです。
千速さん、本当にありがとうございます!
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● 瀬川凛
正当拷問自白法シリーズ」より
千速さんコメント…
 凛が馬乗りになって大谷を責めるシーンです。
 二人のやりとり、駆け引きは息がつまるものがありますね。かなり好きな作品です。
ryonazコメント…
 しっかりと膝を埋めた馬乗りですね。素敵です。凛らしいソツの無さですね。
 気丈な二人のぶつかり合いは、私の理想の形でもあり。迫力とスピード感。楽しませていただきました。

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 水飛沫が上がった。
 長い黒髪をふり乱し、彼女は濡れた透明の肌をじっと眺めていた。滴る赤い雫が、彼女の躰を滑るように、宙へと舞っていく。その耽美な姿が、道行く雄たちの視線を釘付けにする。
 ――綺麗な肢体だ。
 そんな言葉を含んだ表情が、そこかしこに溢れている。
 さっきまで、焼けた地面をしげしげと眺めているだけだった老人も、今では噴水から耳を放そうとしない。尤も、彼の腕のひとつは既に腐ってしまっていて、その場を動くことすらできないのだけれど。
 彼女の身がふわりと浮き上がった時、雄たちの両耳から涙が滴った。
 ある者は膝を掻き毟り、少ない髪を全て落としてしまった。ある者は、指で目を突いて声帯を潰してしまった。当然、彼女の光がもっと弱かったなら、彼らだって、そんな醜態を晒すこともなかったのだろう。かく言う、僕自身も。
 彼女はそのしなやかな手で胸をなぞり、やがて高く、高くその指を地に掲げた。
 ――何て冷血な女だ。
 そんな言葉を発するほど、彼らも愚かではなかった。できたのは、ただ静かに時の流れに感謝し、地を仰ぎ、爪で喉を切って応えることだけだ。いつかこうなることは、誰にだってわかっていたことなのだから。
 空間から音が消えた。
 彼女が天に降りていく様を見られたことは、彼らにとってこの上ない喜びだった。焼け爛れた肌、青く濁った血、黒く流れる汗。それが何よりの証拠だ。僕だって例外じゃない。こうして頭を掲げて、そこから伸びる愚息を漲らせているのだから。
 しぼんでいた太陽は、どんどん勢いを強めていった。だからこそ、彼らは見えないものを必死で見ようとしている。身体を砂や鉄で埋めたいと願っている。
 叶わぬ夢で終わればよかったのだ。でも、彼女は現れてしまった。
 腕のない雄には、歩く希望を。耳の汚れた雄には、見ることへの欲を。足の弱い雄には、知恵を求める精神を。その全てが、未来のここに集っている。
 もしかしたら、これが彼女の望んだ結末だったのかもしれない。
 僕ももう疲れきって、これ以上考えることはできそうにない。腹のほうに振り返ってみる。思った通り。僕の足ももう、半分腐りかけている。耳だって同じだ。もう、彼女の容姿を捉えることすらままならない。
 もちろん、でたらめな数字の羅列だと解釈した。
 それは僕が、今この瞬間の僕だったから。でも、誰も今この瞬間の僕を責められはしない。僕以外には、誰も。
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「……そうだったのか」
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 気付くのが遅すぎた。己の察しの悪さを呪ってみても、もう……
 ――言うだけ無駄なのだ。
 そう。すべては事が起こってからが始まり。
 彼女が消えていく。ゆっくり、ゆっくり消えていく。
 天に降りてきた薄い彼女が僕の前に立ったのは、今でも偶然だと思ってる。
 けれど――
 あなたの瞳は、僕を生かした。
 だから、僕は未来でも、こうして殺されたままでいるのだろう。



END

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並々ならぬご協力に、胸がいっぱいです。
suzuroさんより、キャラ絵を頂きました。
先日は、常盤部長。今回は、日野さんを描いてくださいました。
『八卦』への、たくさんの賛辞を頂き、大変嬉しく思っています。
suzuroさん、いつも本当にありがとうございます!
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● 日野
八卦」より
suzuroさんコメント…
 日野さん、大好きです。格好良い女性ですよね。宇崎さんのダメ男っぷりも面白いです(笑)
 タバコは、私の脳内イメージで付けさせていただきました。
ryonazコメント…
 宇崎クンの苦悶の表情が、なんとも素敵ですね! 涙を流しながら吐く。その情けない姿がたまりません。
 腹部にずいとめり込んだ拳は、彼女の力強さゆえか、彼のお腹の弛みゆえか。想像が膨らみます(笑)

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常日頃から親しくさせていただいてます。
Fetish★Fairyのひひるさんより、キャラクター絵を頂きました。
作品制作、サイトの更新、ブログの執筆、販売関係、etc...
お話を聞いているだけでも、目が回るほどの忙しさだと……
そんな中、当サイトへのこのご尽力――。胸を打たれる思いでした。
描いていただいたのは、『ガーディアンセンター』のあの二人。
素敵な作品に、感激が収まりません。ひひるさん、本当にありがとうございます!
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● 女主人
ガーディアンセンターシリーズ」より
ひひるさんコメント…
 ガーディアンセンターの主人公マナ君とご主人さまを描いてみました。
 今さらだけど、ガーディアンセンターの設定はFetish★Fairyの「天使と悪魔」の世界にとても似てるんですね。
 表現次第でこんなにもイメージが変わるんだ・・と驚きです。
 うちの作品では男の子は無個性で物のようですが、ゆきなさんのガーディアンセンターでは男の子の考えていることがとてもリアルに伝わってきて男の子に感情移入しちゃいますね★
 ゆきなさんの思い描くイメージと違ってないか心配なんですが、できるだけ文中に忠実に描いてみたつもりです。
 ご主人様がちょっと大人びすぎちゃった感もありますが(^^;
 …ホントはもうちょっと軽やかな少女のイメージなんですよねー(汗)。
ryonazコメント…
 私の第一声は「マナ、可愛い!」でした(笑)
 幼さと大人っぽさの同居した女主人の美しさ。不安に揺れつつも、全幅の信頼を寄せるマナの表情。
 一分の隙もなく、完成された世界だと感じました。

ひひるさんのサイト 【Fetish★Fairy】
Fetish★Fairy

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