Black Onyx [ブラックオニキス];2009/ 09の記事一覧

ここでは、Black Onyx [ブラックオニキス]での 2009年 09月 に掲載した記事を表示しています。
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●断罪乙女 結城さくや [Bbmfマガジン]
 2巻:腹にパンチ、吐血、吹き飛び、気絶

●ちぇんじ123 原作&絵コンテ・坂口いく 漫画・岩澤紫麗 [秋田書店]
 10巻:腹に膝蹴り

●マケン姫っ! 武田弘光 [富士見書房]
 2巻:腹にパンチ、吹き飛び、気絶(?)
 〃 :腹に後ろ回し蹴り、涎(?)

●アスクレピオス 内水融 [集英社]
 1巻:腹(?)に打撃、吹き飛び
 〃 :腹にレイピア打、白目、吹き飛び
 3巻:腹に蹴り、吹き飛び、涎(?)、白目

●バクマン。 原・大場つぐみ 画・小畑健 [集英社]
 2巻:腹(脇腹?)に蹴り、苦悶
 3巻:腹にパンチ、胃液、白目

●SP 薬師寺涼子の怪奇事件簿 短編集 原・田中芳樹 画・垣野内成美 [講談社]
 腹をヒールで踏み付け、気絶
 腹に後ろ回し蹴り、吐血

●ハレンチ学園~ザ・カンパニー~ ORIGINAL・永井豪 STORY&ART・有賀照人 [集英社]
 vol.3:腹(胸?)に突き出し、吹き飛び


※注
 ・全て女から男への腹責めです。
 ・記載したキーワードは全て、私の見た限りの独断です。
 ・逆リョナ情報をお持ちの方は、ぜひお寄せください。
  (尚、「逆リョナ@wiki」に掲載する情報は、匿名をデフォルトとさせていただきます。)
  → ◆逆リョナ@wiki [ Gyaku-Ryona@wiki ]
「お気に入りキャラです」という心温まるお言葉に、感無量の作者です。
suzuroさんより、キャラ絵を頂きました。常盤部長です。
これまで頂いた作品は20枚以上――
多大なお力添えに、いつも支えられています。本当に、ありがとうございます。
※画像をクリックすると、拡大します。携帯の人はこちら→拡大


● 常盤
八卦」より
suzuroさんコメント…
 八卦はどの女性も素敵なんですが、今回はその中の常盤部長を描かせていただきました。
 彼女の色気が表現できてると嬉しいです。
ryonazコメント…
 すうっと瞳を奪われるような魅力。素敵です。げに恐ろしきは、彼女の美貌と権力(汗)
 艶やかな唇、たわわな胸、華やかなネイル。冷たく見下ろすその視線の先には……?

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美しい夏。
個人的ではありますが、今年も綺麗な自然をたくさん見ることができ、とても幸せでした。
海、空、雲、山、風、木……
――そして、太陽と花。
花……夏の花……鮮やかなあの黄色が、私にはどこか儚げに見えます。
太陽を一心に見つめ、それを道しるべとしているように。そこに光を求めているように。
夏美自身にもまた、そんな風に、全てを捧げられる相手が必要だったのかもしれません。
ひまわりを優しく照らす、太陽の存在が――

夏上旬に連載を開始し、気づけば、もう秋の香りが漂っている気がします。
時の流れの速さを実感するとともに、四季の移り変わりの心地良さを感じるこの頃です。
小さな幸せをたくさん集めて、味わって、噛み締めて、また一歩進んで……
そうやって過ぎていく毎日が、今の私にも光を与えてくれている気がします。

あらためて試みたゆっくり更新については、いかがでしたでしょうか?
毎度、同じ相談ばかり口にしつつ、結局、未だ手探りな私……(汗)
徐々に慣れていきたいと思っておりますので、どうぞ長い目で見守ってやってください。

今回も、最後までお付き合いくださった方々、本当にありがとうございました。
これもまた、いつもと同じ言葉の繰り返しになってしまいますが……
感謝の気持ちを伝えるボキャブラリーが少なくて、申し訳ありません。
皆様方のお陰で、またひとつ、連載を終えることができました。

これからも、Black Onyx [ブラックオニキス]を、どうぞよろしくお願いいたします。

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疲れた  08月11日 23:46


もう嫌だ・・・
護身術も、警察も、あてにならない・・
逃げ場なんてない・・どこにも・・・どこにも・・・どこにも・・・・
でも、死ぬ気になれば・・・何だってできるはず・・・・・

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コメント

Kitman
08月12日 00:18
本当に、お辛い状況だと思います。
でも、女っケの無い僕から見たら、どうしても羨ましい感じがして複雑です・・・
逸早い解決を祈ってます。

ひさ
08月12日 00:56
ヤンデレのストーカー、、???
ガイザックさんヤバイっすよ、、、シャレんなってない。。。
とにかくね、、何回も警察行って相談するのが吉ですわ

みぃ☆にゃん
08月12日 01:01
ガイザックさん!
早まっちゃダメーーーー!!(><)

ヨンヨン
08月12日 01:22
すっげー!!!こえええー!!!!
ネタでしょ?ネタだと言ってくれ・・・(ゾワゾワ

red-killer
08月12日 01:46
真夏なのにクーラーいらずw
でもイイ女なんですよね?美人は正義ですよw
いっそのこと、こっちからコクってしまうという手も??ww

Reiko
08月12日 03:02
正直、red-killerさんのお言葉が、ちょっと失礼だと思いました。
実際に被害に遭っていらっしゃるというのに、あまりに不謹慎です。
私も、やっぱり警察に行かれるのが一番かと思います。

まりも♪
08月12日 06:05
相手は女なんですよね?格闘技は大げさじゃないですか?
下手したら過剰防衛とかになりそうで心配です。
とりあえず、元気出して下さい!
ガイザックさんには、いつも俺達がついてますからっ!!(`・ω・´)>

ひまわり
08月12日 07:00
本当に、気をつけたほうがいいですよ。


(ミクシィ日記より抜粋)

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 夏美はただ呆然としていた。
 虚ろな瞳で宙を見上げる彼女の手首の周りで、手錠が冷たい光を放っている。
 その間にも、警察官たちは、室内を慌しく調べていた。
 ひとりがパソコンのマウスを動かすと、起動音が部屋に響いた。休止モードが解除され、モニターに閲覧中のページが表示される。浮かび上がったのは「mixi」のロゴと、
『一体、何が目的?・・このままじゃホントに・・』
 悲痛な言葉の数々――彼の叫びが、そこには記録されていた。
「被害者のミクシィ日記のようですね」
「……コンピューターで書く日記か?」
「まあ、大体そんなところです」
「なるほどな……」
 二人の刑事が言葉を交わす。
 老刑事が、顎で佐久間に指示を出す。佐久間は、パソコンの前に移動した若い刑事の傍に、夏美を連れていった。若い刑事が、
「これ、モニター見えますか?」
 ゆっくりと夏美の耳傍で語りかける。彼女の瞳に精気は見られない。
 構わず、若い刑事は話し続けた。
「あなた、これに見覚え、あるんじゃないですか?」
 そう言って、トントンと指でモニターを叩く。
「交番で、どこに行っても彼に会う、と相談したんですよね?」
「…………」
「出向いていたのは、あなたの方では?」
「――知らない!」
 夏美は突然叫んだ。今までの虚ろな佇まいが嘘のように、その顔は狂気走っていた。
 それでも若い刑事は驚かず、じっと彼女を見つめ、言葉を重ねた。
「この人が書いていた記事の通りの場所へ、あなたが行ってた」
「違います!」
「でも、ずっと見てたんですよね? 彼の記事は――」
「…………」
「もしかしたら、マイミクだったんじゃないですか?」
「――嘘……、そんなの、……嘘」
「ひょっとしてこれかな? あなたが残したコメントは」
「違う……、違う違う違う!」
 夏美は手錠のかかった両手で頭を抱えた。そして、隣に立つ佐久間の胸に飛び込む。
「わからない……、私って、何? わからない! 助けて――!」
 佐久間は夏美を、強く抱えることしかできなかった。
 夏美だけが、彼女の真実を叫び続けた。しかし、その言葉を信じる者は、もうここにはいなかった。

 応援のパトカーが、深夜の住宅街にサイレンの音を響かせた。救急車も到着したようで、救急隊員が慌しく、タンカで被害者の男を運んでいった。
 大勢の警察官に囲まれても、夏美は抵抗しなかった。ただ弱々しく佐久間に縋りついている。
 夏美は彼の胸の中で、そっと何事かを呟いた。周りには聞こえない。誰も気付かない。佐久間以外は。
 次の瞬間、夏美の身体からは力が失われた。タンカが、もう一台必要になった。

 去っていく救急車を見送りながら、佐久間は無意識に呟いていた。
「信じてたのに……、か」
 言葉にすると、胸に苦みが広がっていく。
 先ほどの彼女の言葉が、どうしても離れていかない。彼女の心の叫びそのものだ。
 彼女は本当に、気付いていなかったんだろうか。どこかで、自分の行動を止めてほしかったのではなかろうか。こんなことになる前に。
 彼女の力になると、約束したのに。自分の言葉を、あれほど彼女は信じてくれていたのに。
 気付かなかった、気付けなかった自分の未熟さが歯痒くて、佐久間は拳をぎゅっと握り締めた。
 額に汗が伝う。熱帯夜は、まだしばらく続きそうだった。



END

【 piece : ミクシィ日記 】

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 部屋に踏み込んだ警察官たちは、思わず目を背けた。
 あまりにも凄惨な光景だった。
 常人はもちろん、いくつもの現場を潜り抜けてきたであろう彼らでさえも、直視するには耐え難いものがあった。
 赤いペンキをぶちまけたような屋内、人物だとすら判別し難い塊、全身を返り血で染めた笑顔の女――
 制服を着た警官を手で押し退けるように、二人の刑事が無言のまま部屋の奥へと入っていく。ひとりは貫禄のある白髪混じりの男、もうひとりは爽やかな雰囲気の若そうな男だった。
 二人の姿は、夏美の目に入っていなかった。彼女はそこにいるただひとりの男を見つめ、
「私、やりました。ついに、やりました!」
 嬉々とした表情で告げた。視線の先には、制服警官――佐久間が立っていた。
 彼の言葉を期待してか、夏美はその瞳を佐久間から逸らそうとしない。しかし、佐久間からの返答はなかった。
 二人の刑事が、夏美の前に憮然とした表情で立つ。老刑事は、男の様子を見るなり、すぐに救急車を手配する指示を出した。老刑事が応急処置を施す中、若い刑事が、夏美の腕に静かに手錠をかける。
 夏美の瞳の色が、急激に艶を失う。
 ――どうして?
 その気持ちは声にならない。
「現行犯です。わかりますよね?」
 重々しく響く若い刑事の声。その言葉の意味が、夏美には捉えられなかった。
「……あの、私は……被害者――」
「いいえ」
 老刑事の強い語調が、夏美の言葉を遮断した。若い刑事が「後は、署で……」と、彼女の背中を押す。
「どうして? 悪いのはこいつでしょ?」
 夏美は激しく抵抗する。しかし老刑事は答えない。無論、若い刑事も無言のままだった。
「ねえ! お巡りさん!」
 呼びかけられた佐久間は、ただ黙って目を伏せた。
 夏美の手を強く引こうとする若い刑事を制し、老刑事は穏やかな声で夏美に話しかけた。
「山川さん、ですね」
「……はい」
「今日は、なぜここに来ました?」
「……もう、これ以上我慢できなかったから」
「ほう。何が我慢できなくなったんです?」
「それは……、この人がいつも付き纏ってくるから!」
「危険を感じていた、と?」
「そうです! 警察にも、護身術教室にも、……どこにでもいるんです!」
「……いつも、そうやって付き纏われていた?」
「はい! あのお巡りさんにも話しました! なのに、どうして……どうして私が?」
「まあまあ。落ち着いてください」
「…………」
「……実はですね。同じ相談を受けていたんです。この男性からも」
「――えっ?」
「警察にも、護身術教室にも、どこにでも、……あなたがいる、と」
「――何、言ってるの……?」
「夏美さん。本当にわかってないんですか?」
「あの……、どういう――?」
「……あなた、なぜ彼の部屋を知っているんです?」

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 夏美は再び、ミュールの底を陰茎に宛がった。
 男は、全身を汗でぐっしょりと濡らしていた。呻き、咳き込み、それでもすぐに右手を左指先から股へと移動する。懸命に睾丸を庇い、涙を浮かべ、哀願するような目で夏美を見る。夏美は視線だけを下に向け、
「怖いの?」
 と、男の右手の上から、ヒールで股間を何度も踏みつける。加減はない。男は彼女の問いに答えることすらできず、ただ股を押さえ、痛声を上げ続けた。
 夏美は、脚を持ち上げては振り下ろし、
「そう、そういう怖さ……」
 男の右手を強く踏み躙る。
「身を守れない……。声も出せない……。助けてももらえない……」
 みるみるうちに、男の右手が腫れていく。
「……私と同じだね」
 いつしか、軽快な骨折音が鳴った。それでも男は手を退けない。夏美はゆっくりと、その足先を彼の股間から腹へと移動した。股間を庇うことに精一杯なためか、男は反応を示さない。
 無防備に開かれた男の腹に、夏美は容赦なく爪先を突き刺した。
「うっ!……ぐふぅ……」
 それに呼応し、弱々しい呻き声が上がる。夏美は口元に笑みを零し、
「苦しいでしょ?」
 と、再び腹を追撃する。男の悶声を聴きながら、
「つらいでしょ?」
「んっ!」
「私が」
「……っ!」
「味わって――」
「うっ!」
「――きたように!」
「んんっ!……おぐぅっ!!」
 夏美は何度もその足を振るった。やがてその足を止め、
「あなたも、同じくらい苦しむべきなの……」
 と、静かに囁く。しゃがみ込んで、蠢く男の様子を観察する。
 男の口からは黄ばんだ液体が零れてきていた。身体は痙攣を続けている。
 夏美は息を吐いた。男に背を向け、そのままゆっくりと、玄関口へと足を進める。
 男は微動だにしない。呼吸をしているのかどうかすら疑わしい。口から、泡と黄水と血液の混じった奇妙な液体を噴出している。身体はぼろ雑巾のように廃れ、ただ、そこにあるだけだった。
 数秒ほどで、夏美は玄関口から戻ってきた。感情のない瞳で、そこにある物体を見下ろす。
「まだ……、終わりじゃないよ?」

 夏美は、手にしたスパナを高く振り上げた。

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 男は患部を押さえ、床の上をのた打ち回った。
「おはよう」
 夏美の声色は淡白なものだった。脚をしならせ、男の身体を二、三度蹴る。
「ひぎいぃっ!……ああぐ……、ん、がああっ!」
 悲痛の声が鳴り響き、男の身体がバタバタと音を立てる。
 血液、汗、唾、涎、吐瀉物、涙――それらが混じり合って、床に乱雑な絵を描く。
 ただじっと……食い入るように……、夏美はしばし、黙ってその絵を見つめていた。
 やがて、男の声は擦り切れるような呼吸音と化し、滑稽な舞いも静かに終幕へと向かっていった。床に腰を落とし、壁を背にしてぐったりと首を垂れる。一目見ただけでは、意識があるのかどうかすらわからない。
 それでも男の口からは、しわがれた声が懸命に絞り出された。
「や、やめ……、やめて、くだ……さい」
 咽が潰れたような声だ。夏美は静かに男の前へと歩を進め、
「何を?」
 と、嘲笑するように問いかけた。
「お願いします……」
「だから、何を?」
「た、助けてえぇ……!」
 そう振り絞った男の声が、
「っがああああっ!」
 さらに大きな絶叫に変わる。
 顔面目掛けて振り抜かれた夏美の白い脚に、赤い血が付着する。
 男はその細い身体を、ずるりと横に倒した。全身に力が入っていない。
「答えになってないよ」
 言いながら夏美は、
「ほら……」
 男の股間をじわりと踏みつけた。夏美のミュールもまた、彼の血液に彩られる。
「いぎぃ……! ひぃ……っが!……ひっ、ひ……」
 痛みと怯えの混在したその声を楽しむように、夏美はケタケタと笑った。
 ミュールが陰茎を擦る。時に優しく、時に激しく――、包むように、なぞるように、蹂躙するように、甚振るように、夏美は足先を器用に動かした。
 男の喉は、依然として苦痛を訴えていた。しかしその声に逆らうように、彼の陰茎はムクムクと自己主張を強めていく。その時、夏美の動きがピタリと止まった。
「こんなものがあるから、私は……」
 冷たい瞳で股間を見下ろす。男はビクッと身体を反応させ、身を捩ろうとするが――
「ぐう!……っあ、ああああっ!!」
 夏美が振り下ろす足の方が速かった。
 男の身体が、腰を支点に大きく跳ねる。枯れた絶叫の渦が、部屋を取り巻く。
「もう片方も、……潰しておこっか」
 夏美の言葉に、男は必死でかぶりを振った。頭から流れる赤が顔を染める。黒い瞳が目の中を彷徨う。
 男は床に横たわったまま、全身をピクピクと痙攣させ始めた。

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 やがて――、地味な破裂音が、男の下半身から響いた。
「ぐううあああっ……! あ、あっ……いぎいいぃっ!!」
 ほぼ同時に、一際大きな声が、彼の喉から発せられる。床の上をごろごろと転げ回り、
「……うっ、……うぅえっ」
 諸所に、吐瀉物を撒き散らす。黒いハーフパンツの股間が、次第に赤く染まっていく。
 夏美の前で倒れ込むことの危険性は十分わかっていた。だが、男の精神は、ついに肉体への命令を保持できなくなっていた。いや、正確には、これが彼の精神が導き出した、生命維持のための最善の方法だったのかもしれない。
 股間を押さえたまま、男は床に突っ伏し、身体をビクビクと痙攣させた。口に泡のようなものを浮かべ、それでも必死で意識を保とうともがいている。か細い声で、
「何で……」
 とだけ呟く。
 夏美は、そんな男の様子を瞬きひとつせずに見ていた。その表情は明るい。彼の質問を聞くと同時に、弾かれたように高い笑い声を上げ、
「それは私の台詞だって」
 と、口元を冷たく歪める。
 男の腫れ上がった顔から、血と汗の混じった液体が滴り落ちた。
 夏美はすぐに、男の髪をぐいと掴み上げ、
「ニキビ面……、ちょっとはマシになったんじゃない?」
 その顔を舐めるように見回す。彼女の笑い声は止まり、歓顔は皮肉めいた笑みへと化していた。
 男からの返答はない。その視点も定まっていない。
 夏美は、男の髪を掴んだまま立ち上がった。そして――
「ほら」
 無感情に囁き、膝立ちになった彼の腹に、爪先を突き入れる。
 ふっ――、という音を喉から吐き出し、男はガクンと項垂れた。反射的に、腹を手で庇う。
 夏美は再びしゃがみ込み、
「元気ないね?」
 と、問う。しかし、彼は反応を示さない。夏美は少し不満げな面持ちになり、掴んだ髪を乱暴に揺する。男の頭で、ガンガンと床を鳴らす。それでも彼の身体は、夏美に応えようとしない。
 夏美はため息をつきながら、再度、立ち上がった。男の姿を見下ろしながら、
「気が済まないよ……、こんなんじゃ……」
 ポツリと声を漏らし、
「っ……、ぎゃああああっ!!!」
 目下の男に、強制的に声を出させた。
 夏美の表情に、笑みが戻る。
 力いっぱい振り下ろされた細いヒールの先端が、男の左手の中指の関節を砕いていた。

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責める女中心のイラスト展示場。Count ECO's wankingのCount ECOさんが、イラストを手懸けてくださいました。
当サイトのためにイラストを――。作者にとって、これ以上の殺し文句はありません。
その紳士的で優しいお心遣い。感動に打ち震えました。
Count ECOさん、本当にありがとうございます!
※画像をクリックすると、拡大します。(高解像度版は、ここをクリック!) 携帯の人はこちら→拡大


Count ECOさんコメント…
 Black Onyx様に掲載されている他のイラストとネタが被らないように“肘打ち”“スーツ姿”での腹責め絵を描いてみました。
ryonazコメント…
 ものすごい迫力に魅せられました。さぞや苦しいことでしょうね(笑) 対照的な二人の表情も素敵です。

Count ECOさんのサイト 【Count ECO's wanking】
Count ECO's wanking

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 しばらくの間、苦悶の声だけが部屋を包んでいた。
 男は、夏美に蹴られた股間に両手を遣ると、閉じた両膝と頬を床に着き、狂ったように跳ね回る。彼の手は、股間から離れては戻り――を繰り返した。小刻みに震えている。ソコを押さえ続ける力も残っていないのだ。彼は時折、口から唾を飛ばし、
「うあっ……が、うむうっ……」
 痛々しい声を上げた。夏美は持ち上げていた足を下ろすと、
「何で、私――」
 と呟き、男の背後に回る。隙ができる瞬間を逃さず、ミュールの爪先で追撃を加える。
 男が身に着けていたのは、アスリートギアパンツだった。肌に密着するタイプのハーフパンツであるため、オトコの膨らみがはっきりとわかる。それゆえ、幸か不幸か――、夏美にとってのソコは、彼への嫌悪感を増幅させる役割をもつとともに、容易く狙える絶好の標的ともなっていた。
「何で……」
 夏美は再び、自問するように囁き、尖った靴の先端を男の睾丸に突き立てる。
「んっ! あぁっ……」
 呼応して上がる声に、耳を貸す様子はない。ただ、己の疑問を吐き出すように、
「こんなやつを……」
「ぐむっ!」
「怖がってた――」
「がはっ……!」
「――のかなぁ?」
「っ!……がああっ!」
 絶え間なく、男の睾丸だけを狙って蹴り続けた。
 時に、必死で股間を庇おうとする男の手を縫い――、時に、男の手もろともを砕かんとするように――、夏美はその脚をしなやかに、力強く振るった。
「も、もう、本当に……、やめ……」
「本当に、何?……やめ?」
「やめ……、やめて……ください……」
「……ふーん」
 涙声で哀願する男を見下ろしながら、夏美はその猛攻を止めた。ぎこちなく股間を覆っている彼の手には傷と痣が混じり、諸所に血液が滲んでいた。男は震える声で、
「やめて、ください。お、お願い……します」
 再び、そう訴える。そんな彼の様子を見ながら、
「そう……」
 夏美は無表情のまま、その場にしゃがみ込んだ。掬うように、下から男の睾丸を握り、
「どうしよっかなぁ……」
「あっ……う、ひ、ひいぃっ!」
「放してほしい?」
「は、はっ……、はひぃ」
 温度差のある会話を男と交わす。
 夏美はその美貌に穏やかな笑みを浮かべた後、睾丸を掴んだ手にじわじわと力を込めていった。

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女性上位の世界観。30NEKO.comのふくのつくりべさんが、イラストを手懸けてくださいました。
同人活動でお忙しいさなかの、温かい贈り物。
心に優しいメッセージに、作者はただ感激するばかりです。
ふくのつくりべさん、本当にありがとうございます!
(左:文字ありver.  右:文字なしver. )
※画像をクリックすると、拡大します。携帯の人はこちら→ 1 2

    
ふくのつくりべさんコメント…
 腹に一発入れて蹲ったところ、ふみつけて「さっさと立ちなさい!」的な。どちらかといえば踏みつけ?
ryonazコメント…
 一撃で黙らせ、足で嬲る女。蹲り、血を吐きながら悶え苦しむ男。このじわりと重い雰囲気がたまりません。

ふくのつくりべさんのサイト 【30NEKO.com】
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 男の顔は右へ左へと振られた。
 瞬く間に、男の頬が赤く腫れ上がっていく。庇おうとする両手も夏美の膝に遮られ、
「があっ!」
「うぐっ!」
「ぐはあっ!」
 男はただ、言葉にならない断続的な声を重ねた。
 夏美の拳も赤みを帯びてくる。男の鮮血が、それをさらに鮮やかな赤で覆う。
 女が無言で殴る――、男の顔がぶれる、声を上げる――、女が反対から殴る。
 幾度も続く、単調な動作。機械的な繰り返し。男の顔は徐々に、確実に変形していった。
 やがて、その動きにわずかな乱れが生じる。
 朦朧とする意識の奥で、男は、夏美の息が上がっているのを目にした。
「ひ……ひいぃっ!」
 その隙に乗じ、男は力いっぱいもがく。何とか夏美の身体を押し退け、頭部を抱えて部屋の奥へと向かう。擦り切れるような呼吸音が、喉から漏れていた。
 覚束ない足取り、逃げ腰、弱々しい声――
 夏美は玄関口に腰を落としたまま、じっと男の動きを観察していた。
 貧弱な体つきの男だ。肌が白く、動きは鈍い。身長も、一般成人男性としては平均的で、特に目立った力強さも感じられない。そんな目の前の男を大きく、とてつもなく恐ろしい存在に見せていたのは、他ならぬ……、自身の恐怖心――
 そんな風に考えた時、夏美はその口元に、自虐的な笑みを形作らずにはいられなかった。
 彼女の目は決して笑っていない。怒りの表れなのか、自身の情けなさを恥じているのか、自嘲行為の裏返しなのか、決意の証なのか――、それは本人にしか知り得ぬことだった。
 別段、慌てる様子もなく、夏美は立ち上がった。怯える男の様子を見ながら、静かに浮かべていた笑みを、その顔から消す。そして、
「私が味わってきた恐怖はね……」
 一歩前へと踏み出し、
「……こんなもんじゃないよ」
 ゆっくりと、男に向かって歩を進めた。
 男はあっという間に、壁際に追い詰められた。表情のない夏美を前に、身体をガタガタと大きく震わせる。
「寒いの?」
「……ううっ」
「ねえ、寒いの?」
「あ、……い、いえ!」
「……冗談だよ。笑うとこでしょ?」
「え?……あ、は、はいっ!……えっと――」
「何、真面目に答えてるの?」
「す、すみません! すみません!」
 男は頭を抱え、夏美の顔色を窺う。彼女は、大きく息を吐き出し、
「怯えてるの? いつもみたいにほら、ニヤニヤ笑えば?」
 その顔に、にっこりと笑みを浮かべる。言われるがまま、男が引き攣った苦笑いを浮かべたその時――
「んっ……、ぐうあああっ!!」
 パンという軽快な音とともに、男の悲鳴が深夜の部屋に響いた。

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 男は頭を抱えてよろめいた。
 今にも気を失いそうな激痛に伴い、喉から絶叫が放たれる。同時に、頭部から液体が零れ落ちてくる。鉄錆のような臭気と、手を伝う生温かい感触。それが血液であることは明らかだった。
 意識が朦朧とする中で、男はドアの向こうへと目を遣った。
 閉まりそうになるドアを、白いミュールが阻んでいる。
 足を挟み込んだ女が、すいとその姿を露わにする。彼女は表情ひとつ変えずに、
「早く出なさいよ」
 と、涼やかな声で囁いた。
 見知った顔だった。男にとっては、これ以上ないほどに。
 清純さと色気を併せもつ美人。冷たい瞳と、薄くて紅い唇が印象的だった。肌の白さと対照を為す艶やかな黒髪。その髪先は胸へと下り、彼女の豊満なバストを意識させる。小花模様の付いたアイボリーのワンピースから、長い脚が伸びている。
 夏美だった。
 外から覗き込む彼女の瞳からは感情が全く見られず、それが、却って男の恐怖心を増幅させた。
「あぁ、あ……」
「私の方から来てあげたの。嬉しい?」
「……っ!」
「あなたがずっと追ってた、山川夏美よ」
 男は怯え、反射的に自分の部屋の奥へ向かって駆け出した。
 ――バカだった! 何で出ちゃったんだ! 前みたいに引きこもってれば、こんなことには……!
 が、玄関の段差に躓き、仰向けに転倒する。その時、隠し持っていた男の包丁が、カラリと床に転がった。
 刹那の沈黙が、二人を包み込む。
 それを破ったのは――
「あっはははは!」
 夏美の笑い声だった。
「やっぱり……、私を殺す気だったんだね」
 重ねられた彼女の言葉に、男は力ない声で抵抗する。
「知らない。あんたなんか、知らない……。あ、あんたこそ、今、俺を――」
「……正当防衛だよねぇ?」
「違う……。これは――」
「包丁持って、お出迎え?」
「くっ……、大体、お前が――、……っ! がはっ!」
 男の言葉を遮ったのは、夏美のヒップドロップだった。弾みで、彼女の手からスパナが転がり落ちる。しかし、それを気にする様子は、彼女には全くない。臀部を腹に喰い込ませたまま、
「見たかったんでしょ? ほら……」
 と、男に顔を近づける。甘い吐息が鼻腔をくすぐり、男の視線がわずかに泳ぐ。そんな彼の頬に、
「ぐあっ!」
 夏美の拳が、容赦なく叩きつけられた。

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