Black Onyx [ブラックオニキス];2008/ 06の記事一覧

ここでは、Black Onyx [ブラックオニキス]での 2008年 06月 に掲載した記事を表示しています。
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梅雨をテーマに、二人の関係を描いてみました。
思えば、新年一発目に掲載した『鐘』から、早半年が経つわけですね。
時の流れの早さには、つくづく驚かされます。

この時期は、物憂げな気持ちになりやすくて困りますね。
皆様も、体調には十分お気をつけて。どうぞご自愛くださいませ。

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 僕に自由はない。それを必要とも思わない。
 首輪で繋がれ、女王様がそのリードを持っているからではない。では、僕自身がそれを望むから?
 再び皮肉めいた笑いが込み上げてくる。
 僕はやはり駄目な道具だ。その証拠に、本がパタンと閉じられる音が聞こえただけで、僕はこんなにも胸を高鳴らせているのだから。意思をもつ道具なんて、道具失格だ。
 雨は雨として役に立つ。僕は僕としても、いや、道具としてすら役に立たない。
 女王様はひとつ大きなため息をついた後、その体勢を変えた。僕とは反対方向に顔を向けて馬乗りになる。その足先で僕のそそり立ったモノを挟み込み、弄び始めた。
 思わず声を漏らす。
 ふと背中の女王様の方へと目を向けるが、その視線は依然として本に注がれているようだった。女王様の足の裏の感触と陰部を擦る運動の心地よさから、力がどんどん抜けていく。
 そして僕は亀頭から薄汚い液体を存分に吐き出した。と同時に、僕は手足の力を急激に失い、ついに崩れ落ちてしまった。
 肩で息をする。思った以上に身体が重い。息を荒げる僕の横に、女王様が立っているのが分かった。静かにじっと、床に這いつくばった僕を見つめている。
 あまりの恥ずかしさから、僕はその瞳を見ることができなかった。長い沈黙に恐怖心が募る。
 本は既に女王様の手を離れていた。それが何を意味するのか、僕にはよく分かっていた。それなのに……。
 腹部を鈍痛が襲い、僕は床に横たわったまま身体を丸めた。女王様は無表情のまま、僕の腹を何度も蹴り続けた。
 必死で許しを乞う。
 椅子としての役割をまっとうできなかった自分が心底嫌になる。女王様に余計な手間をかけてしまった自分に憤りを覚える。自分の情けなさをあらためて痛感し、自己嫌悪に陥る。
 僕は内臓から込み上げてくる嘔吐感を堪えながら、ただひたすら謝罪の言葉を口にした。しかし、お仕置きは終わらない。何度も咳き込み、何度も苦悶の声を上げる。
 執拗に腹だけを責められた僕は、やがて吐瀉物を吐き出した。同時に汗が、涙が、僕の身体からどんどん溢れ出てくる。
 ――あぁ、僕はやっぱり雲と同じなんだ。
 僕は朦朧とする頭で、以前の女王様の言葉を思い出していた。
 女王様のお仕置きの手が止んだ時、僕はぐったりと床に身体を横たえていた。本当に小さな声だったに違いない。しかし僕は、それでも必死で口を動かし続けた。謝罪の言葉を何度も繰り返す。
 容赦なく、リードがぐいと引かれる。
 僕は腹部の痛みに耐えながら、四つん這いのままで女王様の後をついて行った。
 女王様が玄関の扉を開けると、雨のにおいが鼻腔を包み込んだ。女王様はそこでリードを手放し、ひとり雨の中へと歩を進めていった。僕は慌てて、四つん這いのまま後を追う。
 僕が側に着いた時、女王様は遠くの方を指差していた。指の先へと目を遣ると、そこには雨の中、傘も差さずに泥遊びをする五人の子どもたちが見えた。雨に濡れながらはしゃいでいる。
「あの子たちも楽しいのね。」
 そうポツリと漏らす。言いながら女王様は、その身に雨を浴び続けている。その瞳はまるで子どものように活き活きとしていた。
 女王様は僕の目の前にしゃがみ込み、僕の瞳をじっと見つめる。
「雨雲のおかげだね。」
 そう言って女王様は僕の濡れた頭を撫でた。その手はとても温かかった。

 僕の目から、再び涙が零れ落ちた。まるで雨のように。



END

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 額から、じわりと汗が垂れた。
 女王様の踵が、何度も僕の腹を抉る。
 僕は呻き声を上げながら、身体を小刻みに震わせる。
 視線を下へと落とした僕の視界の隅には、すらりと伸びた女王様の脚が映っていた。
 内部から込み上げてくる苦しみが、僕の興奮を煽る。
 背中に感じるお尻の感触と重量感も相俟って、僕の陰部は大きな膨らみを見せていた。
 どのくらいの間こうしているのかなんてもう忘れてしまった。
 床についた膝や肘の感覚はとうに無くなっていた。
 読書に勤しむ女王様は沈黙を保ったまま、時折ページをめくる音を立てる。そして時々僕の腹を蹴り上げる。痛烈な痛みが襲う。吐き気を堪えながら、僕は必死で両手足に力を込める。
 今、女王様の意識の全ては目の前にある本の世界に入っているのだろう。反対に、僕の意識は全て女王様に向けられているのだ。いや、そもそも意識をもつこと自体が罪なことなのかもしれない。
 なぜなら僕は、椅子なのだから。
 それ以上でもそれ以下でもない。もちろん昨日までの僕は椅子ではなかった。しかし今日、僕は椅子になった。それは当然、僕の意思によるものではない。
 女王様がそう望んだから。
 僕にとって、それ以外の理由など必要なかった。
 女王様の手元から伸びたリードは、僕の首輪にしっかりと繋がれている。
 再び腹を蹴り上げられ、僕はたまらず蹲りそうになる。しかし当然、椅子である僕が崩れることは許されない。
 リードがぐいと引かれる。それが僕への合図。僕は同じ姿勢を保たなければならないのだ。
 項垂れていた頭が持ち上げられる。
 窓の向こうで降り続く雨が視界に入った。
 女王様は依然として読書に執心している。その瞳が、その意識が、女王様自身がこちらに向くことばかりを、知らず知らずのうちに考えてしまう。下品な部位を肥大化させながら。僕は自分の欲深さに落胆する。
 僕は女王様によってのみ価値を与えていただける下衆だと言うのに……
 椅子であるという価値が与えられて初めて、僕は僕の存在価値を知ることができると言うのに……
 限りなく募っていく自分のエゴが許せなかった。
 ビクビクと脈打つ汚らしい自身に嫌気が差していた。
 暗雲は陽光を見事に遮っていた。
 以前、女王様に、あなたは雲みたいなものだと言われたことがある。あれはどういう意味だったのだろうか。太陽の輝きを背中で受け止めるあの雨雲。彼は一体、何を思っているのだろう。
 陽光を自分の身ひとつで遮断できることを誇りつつ、恵みの雨を地上へ届けようと自信をもって必死で頑張っているのだろうか。それならあの雨は、雲の流す汗なのかもしれない。
 逆に、生命の源である陽光を地上から断ち切り、人間や動物たちに鬱陶しく思われる雨をその身から流していることを嘆いているのだろうか。それならあの雨は、雲の流す涙なのかもしれない。
 そこまで考えた時、僕は自分の口元が少し皮肉に歪むのが分かった。
 今の僕と、とても似ているような気がしたから。

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●ピーチガール 上田美和 [講談社]
 1巻:腹に膝蹴り、苦悶

●やじきた学園道中記 市東亮子 [秋田書店]
 23巻:腹に蹴り
 〃 :腹にパンチ、胃液、気絶
 25巻:腹に蹴り
 〃 :腹に蹴り、吹き飛び
 〃 :腹にパンチ(?)
 〃 :脇腹にパンチ
 27巻:腹に蹴り、吹き飛び
 〃 :腹に掌底
 28巻:腹にエルボードロップ、苦悶、咳き込み

●とある科学の超電磁砲 原・鎌池和馬 画・冬川基 キャラデザ・灰村キヨタカ [アスキー・メディアワークス]
 2巻:腹を踏み付け、気絶、胃液、泡吹き

●DRAGON BALL 鳥山明 [集英社]
 四巻:腹にパンチ、苦悶


※注
 ・全て女から男への腹責めです。
 ・記載したキーワードは全て、私の見た限りの独断です。
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●電波の城 細野不二彦 [小学館]
 6巻:腹にパンチ、連打

●9番目のムサシ 橋美由紀 [秋田書店]
 2巻:腹に膝蹴り、苦悶
 3巻:腹に膝蹴り、苦悶
 4巻:腹に膝蹴り、ダウン
 〃 :腹に後ろ回し蹴り、咳き込み
 5巻:腹に膝蹴り、気絶
 9巻:腹に膝蹴り、気絶
 12巻:腹に膝蹴り
 〃 :腹にパンチ

●GUNSLINGER GIRL 相田裕 [メディアワークス]
 2巻:脇腹にパンチ
 3巻:腹に蹴り
 5巻:腹に蹴り
 9巻:腹に銃で峰打ち、胃液、気絶


※注
 ・全て女から男への腹責めです。
 ・記載したキーワードは全て、私の見た限りの独断です。
 ・逆リョナ情報をお持ちの方は、ぜひお寄せください。
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●BOMBER GIRL にわのまこと [集英社]
 腹に蹴り、胃液、吹き飛び、気絶

●天使な小生意気 西森博之 [小学館]
 2巻:脇腹にパンチ、苦悶
 8巻:脇腹に蹴り、苦悶、咳き込み
 9巻:腹に蹴り
 12巻:脇腹に蹴り
 〃 :腹に蹴り
 〃 :腹にパンチ
 〃 :腹(?)に肘打ち、胃液
 〃 :腹にフットスタンプ(?)、胃液、苦悶、咳き込み
 13巻:腹に蹴り、気絶
 14巻:腹に蹴り、胃液
 15巻:腹に肘打ち、胃液、苦悶
 19巻:腹に蹴り、胃液、苦悶

●ウイングマン 桂正和 [集英社]
 7巻:腹に肘打ち
 11巻:腹に蹴り
 〃 :腹にパンチ、ダウン
 12巻:腹に剣を突き刺し、ダウン
 〃 :腹にラリアット、気絶
 13巻:腹に剣を突き刺し、苦悶

●ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 作画・藤原カムイ 原作・川又千秋 [ENIX]
 2巻:腹にパンチ、胃液


※注
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    考 え  ても考 え ても思い 出せ な い
  あの 子は 一体ど こに行  ったの ?
    遠 い記 憶の中 で彼 は未  だ に 微  笑 み 続 け て る
  どこか に 置き  忘れ たよ うな
 ど こ かに閉 じ込 め たよ  うな
   そんな思 い出 に浸 る 時間な  んて ない よ
 誰 かが  私にそ う言っ た
  きっ  と私 にそう言 った
 年 月は巡 り ゆ くも  の
      私たち  の生き て いる時 間なんてほ  んのこれ っぽ っち
  人 は記 憶  を捨 てなが ら生き て い くも の
   そ れから 私  は考 えるこ とを やめた
 それか ら私 は感 じ るこ とをや  めた
  そ れ から私 は生  きること をや め た
 する と 今ま で わ から な  か っ たこと が 嘘 みたいにわ  かっ てき た
     手 は雨  と同じ も の
   汗は建 物 と同じも  の
          太  陽か ら光 が出てい るんじ ゃなか った
 見えるも のは 全部  嘘 だった
  彼の 心に ま  で 手を入 れて 彼 の血 に抱 かれ て
      そうい えばち ぎ れた あ のう  では彼 のも のだっ たかな?
   壊れ た彼 が天  井に 張り付 くのは いつ ?
 で もきっ とそ れも雲 と同じ  も のだか ら
  私は女  だけ ど多 分いつ かは 首と 蝶に変 わる から
 その時ま でに私 が私で  あれば いい けど 
    きっ と 彼  が私 にな る 彼の 目 玉は私 を探 して る
  私  は彼 に なる ? 破 片にな った らいず れね
       あぁ 考え ること はや めた ん  だ
    あぁ 感じ る ことを忘  れる ことを忘れ て たよ
           お かし い  ね すご くおか しい もの だね
   で もホ ントは タス  ケ テホ シカッ タカ ナ



END


| Novel index |
グリム童話『子供たちが屠殺ごっこをした話』に着想を得て執筆した作品です。
残虐性が高いため、途中から削除された物語だったかと思います。
オマージュではありません。オリジナル作品です。それから、フィクションです。当然。

本作は当初、全三話完結の短編として執筆しました。
ですが、連載途中で気が変わりました。
もう少し、この残酷な物語を膨らませてみたいという衝動に駆られました。
後半の"piece"部分が、後に加筆したものになります。
男の子の書いたノートなので、非常に読みにくいとは思いますが(汗)
併せてご覧いただければ幸いです。

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 ルリエちゃんの家についたら、やくそく通りセンタッキをかしてもらえました。
 カリンちゃんとユラミちゃんもいっしょです。お家の人は、るすだったけど、ルリエちゃんがセンタッキのつかい方をおしえてくれたので、できました。
 お家とちがって、カンソウキとかいうのもあって、センタッキが終わったら、そこに入れます。
 カンソウキは、すごかったです。すぐに、ようふくもズボンも、かわきました。
 せんたくが終わったときには、三人とも外に出ていました。ようふくをきて、ズボンをはいて、お家を出たときには、ちょうどルリエちゃんが、お家のお手つだいをしていました。
 
  ニワトリ小屋がありました。

  はねがバタバタとふるえる音がしていました。

  耳がいたくなるくらい大きいニワトリのなき声がしていました。

  ルリエちゃんの手が見えました。

 すごくびっくりしました。ルリエちゃんの手が血だらけになっていたからです。お手つだいのとちゅうでけがをしたんだと思いました。でも、カリンちゃんもユラミちゃんも、ニヤニヤして手を見ているだけだったので、ぼくはまたびっくりしてしまいました。
 ぼくはいそいで、ルリエちゃんの方に走りました。

  ルリエちゃんとユラミちゃんとカリンちゃんがいっせいにこっちを見ました。
 
  首のないニワトリがたくさんいました。

  たくさんの血が見えました。

 ルリエちゃんがぼくをにらみました。にらんでないのかもしれません。わかりません。おこったかおはしてなかったのに、ぼくはその目がこわくてたまりませんでした。
 ぼくは足がふるえて、動けなくなりました。
 そのあと、ルリエちゃんは、カリンちゃんとユラミちゃんにないしょ話をしました。
 三人がニヤニヤしているのが見えました。
 ルリエちゃんが、ぼくのそばに歩いて来ました。そのときには、やさしいかおにもどっていました。
 けがじゃないし、そういうお家のおしごとなんだと聞いて、ほっとしました。
 まだ何かされるのかと思ってこわかったけど、もう帰っていいと言われました。
 もっとうれしかったのは、帰るときにルリエちゃんが言ってくれたことです。
 ぼくはうれしくて、泣いてしまいました。
 男の子なのにまた、泣いてしまいました。

 もういじめないと言ってくれたんです。
 
「あしたで終わりにするね」って。


(以降は破られている)

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 今日は何回も何回も「いやだ」と言いました。いっぱいいっぱい言いました。走ってにげようとしました。
 すぐにつかまってしまったけど、たくさんからだを動かしました。がんばって動かしました。
 でもカリンちゃんとユラミちゃんにりょう手とりょう足をつかまれたときは動けなくなりました。
 そしたら、ルリエちゃんがわらいながら、ぼくのあそこをつま先で思いっきりけりました。
 すごくいたかったです。がまんできないくらい、いたかったです。
 ぼくは、またたおれてしまいました。
 でも、ぼくは泣きませんでした。なみだは出たけど、泣いてません。

 お母さん。またうそをついてしまってごめんなさい。
 ようふくをやぶったのは、ほんとはカリンちゃんとルリエちゃんとユラミちゃんです。
 ぼくがたおれて動けなくなったから、三人で力いっぱいやぶったんです。

 今日はそれからズボンもぬがされました。
 でも、ズキズキおなかの中までいたくなってきて、しゃべれません。
 すごくはずかしかったけど、そのほうがあそこをけりやすいんだと言われました。男の子は女の子よりいたいんだって、楽しそうに言われて。
 さっきもすごくいたかったし、苦しかったから、ぼくはほんとにこわかったです。
 こわくて「ゆるしてください」と言ってしまいました。
 でも、三人ともニヤニヤしながらぼくを見てるだけでした。

 けられました。やっぱりすごくいたくて、一回でたおれてしまいました。
 そしたらまた立たされて、またけられました。また、たおれました。また、立たされました。
 なかなかゆるしてくれませんでした。
 あそこをけられるのは、ものすごくいたいです。たくさんたくさん、けられました。
 でも、ぼくは男の子だから、がまんしました。がまんして、何回も何回も「いやだ」と言いました。
 そしたらなまいきだって言われて、またいっぱい、けられました。

 今日はようふくはあまりよごれなかったけど、からだがドロだらけになってしまいました。
 ぼくはお母さんのおしおきがこわかったです。
 だから、いっしょうけんめいユラミちゃんとカリンちゃんとルリエちゃんにおねがいしました。
 みんなの家にもきっとセンタッキがあると思ったからです。
 
 めいれいを一こずつ聞いたら、かしてもらえることになりました。

 カリンちゃんは「足がよごれたからなめなさい」と言いました。ぼくはびっくりしました。
 もっとこわいことを言われると思ったからです。
 ルリエちゃんが「もっといいめいれいにしなよ」とわらいながら言うと、カリンちゃんは「いいじゃん。あしたもどうせやるんだし」と言いました。
 ぼくはすぐにカリンちゃんの足をなめました。いっしょうけんめいなめました。カリンちゃんの足には、土や草が少しついていました。なめていると、ときどきぼくのかおをけります。でも気もちよさそうにしていました。
 ぼくはセンタッキをかしてもらうために、がんばりました。

 ユラミちゃんは「馬になりなさい」と言いました。ぼくはまたびっくりしました。
 カリンちゃんも同じだったけど、いつもみたいにいじめられるよりずっとかんたんです。ルリエちゃんはまたわらっていました。
 ぼくはユラミちゃんの馬になってグルグルと歩きました。「ヒヒーン」と馬のなき声をまねすると、みんながわらいます。ときどき、かみの毛をひっぱられたり、あたまをたたかれたり、かかとでおなかをけられたりします。でも楽しそうにしていました。
 カリンちゃんとルリエちゃんもそれを見てたくさんわらっていました。そしたら、ぼくも少しだけうれしくなってきました。大きな声で、なきまねをしました。
 ぼくはまた、センタッキをかしてもらうために、がんばりました。

 ルリエちゃんのめいれいは一番びっくりしました。カリンちゃんもユラミちゃんもびっくりしていました。「手をつないで家までいっしょに来なさい」と言われたからです。
 カリンちゃんとユラミちゃんは、ルリエちゃんに「バカじゃん」とか「何それ」とか言いながら、ずっとわらっていました。
 ルリエちゃんはちょっとおこっていました。はずかしそうなかおもしていました。「いつまで、はだか見せてんの、バカ」と言われました。
 ようふくをきることをゆるしてもらえてよかったです。ズボンもはきました。
 ぼくは、すぐにルリエちゃんの手をにぎりました。そしたらルリエちゃんは「フン」と言いました。でも、ちゃんとぼくの手をにぎっていました。
 ぼくは、しっかりとルリエちゃんの手をにぎって歩きました。カリンちゃんとユラミちゃんも、わらいながらついてきます。
 ルリエちゃんはときどき「いたいよ、バカ」と言ってあたまをたたきます。「はなしたら、だめだからね」と言って、つないでいる手をかんだりしました。
 でもぼくは、はなしませんでした。ルリエちゃんのお家につくまで、ずっとはなしませんでした。

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(男の子のノートより)

 ぼくはクラスの女子にいじめられています。
 カリンちゃんとルリエちゃんとユラミちゃんです。カリンちゃんは目が大きくて、かみの毛が長い子です。ルリエちゃんはかみの毛を二つにむすんでいて、色が白い子です。ユラミちゃんはせが高くて、口が小さい子です。
 ぼくはよわいから、いつも泣かされてしまいます。
 三人ともすごくつよくてこわいです。
 でも、まえにお母さんが「男の子はつよくないといけない」と言ってました。
 お父さんは「いやなことはちゃんといやだと言いなさい」と言ってました。
 だからぼくは、がんばりたいです。男の子だからつよくなります。ちゃんと「いやだ」と言います。


 今日はでん気あんまをすると言われました。
 カリンちゃんとルリエちゃんに体をおさえられました。
 ユラミちゃんにりょう足をつかまれて、あそこをグリグリされます。「やめて」と言ったけど、ゆるしてくれません。
 体も動きません。ずっとずっとグリグリされました。すごくいたかったです。
 でもぼくは「いやだ」と言えませんでした。男の子なのに。

 はずかしかったから、お家に帰ってもお母さんには言えませんでした。
 せなかに土がついていたのは、ほんとはいじめられたからです。ふざけてやったんじゃないです。
 ぼくはお母さんにビンタされました。すごくいたかったです。
 ぼくがよわいからうそをつかないといけません。うそをつくから、おしおきでたたかれてしまいます。
 あしたはちゃんと「いやだ」と言いたいです。つよくなりたいです。


 今日はおなかをたくさんパンチされました。
 ルリエちゃんが後ろからぼくをつかんで、カリンちゃんとユラミちゃんがこう代しながらパンチしてきます。キックもされました。
 何回も「おえっ」てなったけど、なかなかやめてくれません。ものすごく苦しかったです。
 でも今日は、ちゃんと「いやだ」と言えました。
 
 だけど、お家に帰ったらまたお母さんにビンタされました。かべにあたまもぶつけられました。
 それは、ぼくがまたうそをついたからです。
 お母さん、ごめんなさい。
 今日はおなかにパンチとかキックとかいっぱいされたから、どうしてもがまんができませんでした。
 帰るとちゅうでゲロゲロしました。ゲロゲロでよごれたようふくがはずかしかったから、わざとドロにつけました。やんちゃでやったんじゃないです。
 ぼくがよわいから、またおしおきされます。「いやだ」と言えたけど、まだつよくなってないです。
 でも、おしおきはほんとにこわいです。あしたはぜったいつよくなります。
 もっと大きな声で「いやだ」と言います。


 今日はすぐに「いやだ」と言いました。でもそしたら、何回も何回もビンタされました。
 ぼくは泣いてしまいました。
 いつもみたいに、ユラミちゃんとカリンちゃんとルリエちゃんにこう代でされました。
 すごくくやしい。くやしい。
 きのうお母さんにビンタされたばかりだったから、すごくいたかったです。
 ぼくが泣いたらカリンちゃんは「男のくせによわいよねー」と言ってわらいました。
 ユラミちゃんもルリエちゃんもわらいました。「ちょうきもい」とか「しね。ばか」とかいっぱい言われて、ぼくはもっと泣いてしまいました。
 そしたら、ユラミちゃんが「うるさい」と言って自分のクツをぼくの口に入れました。土が気もちわるくて「おえっ」てなります。においでくらくらします。
 そのあと、ルリエちゃんにあたまをけられてたおれたので、またようふくがよごれてしまいました。
 たおれたら、かおとか、せなかとかいろんな所をふまれます。つぶれるくらいつよくふまれました。
 からだ中が、ものすごくいたいです。ずっとわらわれるのが、ものすごくくやしかったです。
 ようふくは土とか、はな血とかでまたよごれてしまいました。

 でも今日は、からだ中にもいっぱいキズがあって血が出てたので、ようふくをすぐにぬげませんでした。
 だから、ようふくをきたままおふろに入りました。ふざけてたんじゃないです。
 ぼくがよわいせいで、いつもお母さんをおこらせてしまいます。
 ビンタがほんとにほんとにいたい。おふろの水にしずめられたときはすごくこわかったです。
 もうおしおきはいやです。こわいです。つよくなりたい。つよくなりたい。

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 風間の視線の先には女の子たち三人の弱々しい後ろ姿が映っていた。俵田もそれに気付き、同じように彼女たちに視線を注ぐ。
「それにしても彼女たち……」
 と、風間が呟く。
 俵田は視線を三人へと向けたまま、彼の言葉に耳を傾ける。風間の瞳は焦燥感を湛えていた。
「いじめは残酷なものです。できれば彼女たちには、一生この罪の意識を……」
 風間はそこで口篭る。俵田には彼の真意がよく分かっていた。
「そうだな。だがな……。彼女たちの人生はこれからでもあるんだ」
「……やっぱり、いつかは忘れてしまうんでしょうか?」
「望まないか?」
「……分かりません。でも、本来なら……やはり、一生背負っていくべきことだと思います」
 風間はそれ以上口を開かなかった。俵田は明るく、しかし毅然とした口調で言った。
「君の仕事は、そうやって落ち込むことか?」
 その言葉を聞いて、風間はその瞳に光を取り戻す。
「……分かっています」
 そこまで話した後、二人は車に乗り込んだ。


「お母さん。またうそをついてしまってごめんなさい。ようふくをやぶったのは、ほんとはカリンちゃんとルリエちゃんとユラミちゃんです」
 カリンは歩きながらポツリと呟いた。それを聞いた二人はその視線をカリンへと注ぐ。ユラミがそれに続くように口を開く。
「あそこをけられるのは、ものすごくいたいです。たくさんたくさん、けられました。でも、ぼくは男の子だから、がまんしました」
 ユラミの声もまた小さなものだった。
 それは男の子が残したノートの内容だった。
「二人とも、おぼえてたんだね」
 ルリエは下を向いたまま、囁くように言った。
 カリンが再び、静かに口を開く。
「うん。でも、しょうこをのこしてたなんて」
「びっくりしたね……」
 ユラミがそう紡ぐ。
 カリンとユラミの視線が一気にルリエに注がれる。ルリエはその雰囲気を感じ取り、そっと自分のポケットに手を入れる。そこから引き出されたのは、ちぎれた小さな紙の切れ端だった。
 ――男の子が、一番最後に残した言葉。
 ルリエはその紙をしばらく見つめると「私もおぼえたよ」と声を張る。そして彼女はその紙を細かくちぎり、排水溝に捨てた。ゆっくりと口を開く。

「今日は、とさつごっこ?とかいうあそびをするって言われました」

 三人の口元が歪み、奇妙な笑みをつくった。



END

【 piece : ノート断片より 】

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 夫は美奈子の肩を擦りながら、三人の女の子に語りかけた。
「君たちの気持ちはちゃんと伝わったよ。この子をこんな姿にしたのは君たちじゃない」
 彼が息子の方へと目を移す。その首は無惨に切り裂かれ、付着した血液は既に凝固していた。
 女の子たちは声を失い、ただすすり泣くばかりだった。夫は言葉を続ける。
「ただ、君たちがこの子をあんな所へ呼び出さなかったら……。いや、そもそもいじめなんてなければ、こんなことにはならずに済んだかもしれないとは思ってる」
 彼が一呼吸おく。
「おじさんたちがそれを忘れることはない。もちろん君たちを許すことも」
 その口調はとても重々しかった。女の子たちは拳を固く握り締め、正座したまま肩を震わせていた。彼女たちの涙は留まるところを知らず、未だ床を湿らせ続けていた。
「もう帰ってくれるかな。酷いことを言うようだけど……この子もきっと、君たちの顔をいつまでも見ていたくはないだろうから……」
 女の子たちは何も言わなかった。頭を下げ、一人ずつ家を出て行く。


 しばらくすると、家の中にいた警察官たちは夫婦の前に集った。
「今日はこれで失礼いたします。ご協力、ありがとうございました」
 俵田がそう言って丁寧に頭を下げる。他の警察官たちも黙って深く礼をした。夫は項垂れていた顔を力なく上げ、軽く会釈をする。美奈子が顔を上げることはなかった。
 風間は去り際に再度、亡き者となった男の子の首筋をじっと見つめた。

 他の警察官たちがいそいそとパトカーへ乗り込んでいく中、風間はひたと足を止めた。考え込む。
 男の子が発見されたのは夕方四時三十三分。埠頭の工場跡で首を切り裂かれて即死。現場に凶器は見当たらなかった。普段は人一人いない、今は使われていない工場だ。さっきの女の子たちの通報がなかったら、発見はもっと遅くなっていたかもしれない。いじめを肯定するわけではないが、彼女たちの連絡のおかげで早期発見に繋がったこともまた事実だ。
 複雑な心境の中、風間は事件を頭の中で整理していた。その様子を見た俵田もまた、彼の横で立ち止まっていた。風間にとってどうしても腑に落ちなかったのは、男の子が残したノートについてだった。
 風間は隣に俵田がいることを確認し、そっと耳打ちする。
「よかったんでしょうか、言わなくて……」
 俵田は首だけを家の方へと向け、
「今は、そっとしておいてあげたい。お二人が落ち着いた頃にまた来よう」
 と、冷静な声で応える。しかし彼の拳は固く握られ、その唇は強く噛み締められていた。
「そうですね。真相もまだ分からないですし。ただ……」
「分かっているよ。ちぎられたノートのことだろ?」
「……そうです。現場にあった破片は、全てじゃなかった。本当に隠したかったのは……」
 風間がそこで口を噤む。俵田も胸中は同じだった。
 ――まだ見つかっていない、最後のページの破片……
「おそらく、それが重要な手がかりになるはずだ」
 俵田は語気を強めてそう言い放った。

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 ――このノートはお父さん、お母さんへの手がみです。一生わたすことはないと思うけど。
 
 ノートには、そこかしこにちぎられた跡があった。
 切れ切れのノートに綴られた文字を見ながら、彼女は涙を流し続けている。
 変わり果てた姿で家へと戻ったその子が動くことはもうない。
 あの子の気持ちに気付いてあげられなかった。その後悔の念が、彼女を容赦なく責め立てる。
「美奈子……」
 沈み込む彼女に夫が声をかけた。側に寄り添い、静かに頭を撫でる。彼もまた、彼女と同じ気持ちだった。ただ、今は精一杯彼女を支えてあげなければならない。夫はそう感じていた。

 二人の側を慌しく動き回る何人もの警察官たち。
 同情の念もあろうが、何しろ彼らにとっては仕事の時間だ。二人を慰めている時間などなかった。
 若い刑事――風間が、俯く彼女に囁く。
「奥さん、すみませんがちょっとお話が……」
 しかし彼女は動く様子を見せなかった。すぐに別の刑事が彼の行為を制する。俵田という年輩の男だった。声を出さずに首だけを小さく横に振る。風間はため息をつき、夫婦の側を離れた。

 ――今日はでん気あんまをすると言われました。カリンちゃんとルリエちゃんに体をおさえられました。ユラミちゃんにりょう足をつかまれて、あそこをグリグリされます。「やめて」と言ったけど、ゆるしてくれません。体も動きません。ずっとずっとグリグリされました。すごくいたかったです。でもぼくは「いやだ」と言えませんでした。男の子なのに。

 美奈子の視線が、自然とそこにいる女の子たちの方へと向けられる。
「ごめんなさい……。ごめんなさい……」
 座り込んだ三人の女の子は大粒の涙を流し、夫婦の側に座り込んでいた。反省の念を顕わにする彼女たちに追い討ちをかけるような真似はできない。正確に言えば、美奈子にはそんな気力すらも残っていなかったのだった。美奈子は再び肩を落とし、ノートに目を通す。

 ――今日はおなかをたくさんパンチされました。ルリエちゃんが後ろからぼくをつかんで、カリンちゃんとユラミちゃんがこう代しながらパンチしてきます。キックもされました。何回も「おえっ」てなったけど、なかなかやめてくれません。ものすごく苦しかったです。でも今日は、ちゃんと「いやだ」と言えました。

 美奈子の涙が、指紋防止用の手袋の上にポタリポタリと零れていった。夫は美奈子を気遣いながら、その涙をハンカチで拭う。そこには、息子の残したノートが濡れてしまわないようにという配慮もあった。

 ――何回も何回もビンタされました。ぼくは泣いてしまいました。いつもみたいに、ユラミちゃんとカリンちゃんとルリエちゃんにこう代でされました。すごくくやしい。くやしい。

 そこまで読んだ時、とうとう美奈子は大声を上げて泣き崩れた。
 彼女の泣き声に呼応するように、三人の女の子もまた声を張り上げて泣いた。

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毎度、お世話になっています。
suzuroさんから、新たにキャラクターイメージ画を頂きました。
私の創った人物をイメージ化してくださるそのお気持ちが、すごく嬉しいです。
ご紹介させていただきます。
※画像をクリックすると、拡大します。携帯の人はこちら→拡大


● 夢の女
夢幻」より
 suzuroさんコメント…イメージカラーは白。小説の中で、彼女の瞳と白ワンピが、強く印象に残っています。
 ryonazコメント…美しいですね。この神秘的な雰囲気と眼力。彼が魅了されるのも当然ですね。

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逆リョナ@wiki スリム化についてのご意見を募集中です。
(※責めシチュ希望については、現在停止しています。)

現在、頂いているご希望は、

腹責め情報
尻での攻撃情報

の存続、継続です。(2008.06.28現在)

顔面膝蹴り (2008.12.26 追加)

ご協力くださっている方々、本当にありがとうございます。
皆様の需要が分かり、大変助かっています。
頂いたご意見を参考に、スリム化を始めています。(※6/29現在:スリム化を完了いたしました。)
他にも存続、継続、収集希望の責めシチュがあれば、ぜひコメントやメールにて気軽にご連絡を。
(スリム化実施中ですので、できる限りお早めにお願いいたします。)
(※現在停止)

尚、情報の方も随時募集しておりますので、ネタをお持ちの方はぜひご提供くださいませ。
ご協力、どうぞよろしくお願いいたします。
●EXPLORER WOMAN RAY 岡崎武士 [学習研究社]
 1巻:腹にタックル
 〃 :腹(?)に膝蹴り(?)
 〃 :腹に膝蹴り、ダウン

●バトルガール藍 飯坂友佳子 [小学館]
 2巻:腹に肘打ち、胃液、吹き飛び
 〃 :腹にフットスタンプ
 3巻:腹に膝蹴り、苦悶
 〃 :腹にパンチ

●CHANGE×CHANGE 松葉博 [マッグガーデン]
 腹に後ろ回し蹴り、胃液、吹き飛び
 腹にドロップキック、吹き飛び

●お仕置き 黒杉晋作 [フロム出版]
 腹を蹴り上げ、苦悶


※注
 ・全て女から男への腹責めです。
 ・記載したキーワードは全て、私の見た限りの独断です。
 ・逆リョナ情報をお持ちの方は、ぜひお寄せください。
  (尚、「逆リョナ@wiki」に掲載する情報は、匿名をデフォルトとさせていただきます。)
  → ◆逆リョナ@wiki [ Gyaku-Ryona@wiki ]
●BODY GIRL こしばてつや [講談社]
 腹に蹴り、吹き飛び

●ハレンチ学園~ザ・カンパニー~ ORIGINAL・永井豪 STORY&ART・有賀照人 [集英社]
 vol.2:腹に後ろ回し蹴り、吐血
 〃  :腹にパンチ、気絶

●警死庁24時 大和田秀樹 [角川書店]
 1巻:腹にパンチ、気絶

●9番目のムサシ ミッション・ブルー 橋美由紀 [秋田書店]
 2巻:腹に膝蹴り、気絶

●ウイングマン 桂正和 [集英社]
 3巻:腹に膝蹴り
 〃 :腹に肘打ち


※注
 ・全て女から男への腹責めです。
 ・記載したキーワードは全て、私の見た限りの独断です。
 ・逆リョナ情報をお持ちの方は、ぜひお寄せください。
  (尚、「逆リョナ@wiki」に掲載する情報は、匿名をデフォルトとさせていただきます。)
  → ◆逆リョナ@wiki [ Gyaku-Ryona@wiki ]
試運行としてスタートさせた、逆リョナ@wikiも情報量が増えてきました。
カウンターをつけていないので(正確にはつけ方が分からず・笑)、どれほどの需要があるのかは分からないのですが。
情報を下さる方もいますので、様子を見つつ、もう少し続けていこうと思っています。

現在、wikiにピックアップしている情報は、管理人の判断で掲載しております。
いろいろな嗜好の方がいることを考慮し、特に漫画以外の情報については腹責め以外にもいろいろな責めシーンを掲載するよう心がけてきました。
しかし、全ての攻撃を網羅するのは大変です。不要な情報も増え、ページが見辛くなってしまう怖れもあります。

よって、wikiのスリム化をいたします。(※6/29現在:スリム化を完了いたしました。)
今後、現在掲載している情報の増減、整理を行う予定ですので、どうぞご了承くださいませ。(皆様よりお寄せいただいた情報は保護対象です。)
需要が分からないので、情報の取捨選択にあたって、ぜひ皆様のご意見をお聞かせください。
例えば、金蹴りやビンタ、その他「この情報は残しておいてほしい」「こんな情報をもっと多く集めてほしい」などのご要望がございましたら、コメントやメール等で気軽にお知らせください。
(※現在停止)

ご協力いただいている方々には、あらためて感謝申し上げます。
今後も随時、情報をお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

※現在の希望状況は→ こちら
suzuroさんスケッチブック第二弾です。
いつもご無理を申し上げてすみません。ご協力に感謝!
※画像をクリックすると、拡大します。携帯の人はこちら→ 1 2

    
suzuroさんコメント…
 掲載感謝です。落書きですみません。
 ロリは難しいですね。挑戦してはみたものの、慣れないので体型がつかみ辛いです。
ryonazコメント…
 とても可愛らしくて素敵です。無邪気に責める女の子って、案外怖いものかもしれませんね。

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正当拷問自白法シリーズ、第四弾です。
アンケート人気No.1女性、由香利のノートをご紹介いたしました。
まさか作品執筆中に手が震えるとは……。なんともヘタレな作者です(笑)
晴れて昇格し、取調執行人となりましたが、彼女の性格は相変わらずですね。
日々の勉強を欠かさない彼女の姿勢は、私も見習いたいところです。

↓本連載前に、しつこくクリックのお願いをしてしまいました。
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我侭な管理人だとあらためて反省……ですが「今後はもう泣きつかない!」という自信もありません(苦笑)
現在のランクが保てるのも、ひとえに皆様方の温かいお心遣いのお陰と、心より感謝しております。
今後も気が向いた際にはぜひポチッと……。どうぞよろしくお願いいたします。

毎度同じことばかり申してすみませんが、ご来訪、ご協力いただいている全ての方々に感謝!
この気持ちを忘れず、今後も精進していきます。

●由香利のキャラ絵 →
●凛のキャラ絵 →  

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 再び取調室に先輩刑事さん二人が入って来たのは、私が物言わぬ嶺岸さんを強く抱きしめている時だった。
 ほっとしたからかもしれない。嶺岸さんに気持ちが伝わったことに感極まったからかもしれない。原因は分からなかった。私は、後から後から溢れ出てくる涙をどうしても止めることができなかった。
「自白終了、ですよね。」
 一人の刑事さんに言われ、私は虚をつかれたような思いがした。この仕事は自白報告があって初めて終了になることを、あらためて思い出す。処刑人だった頃にこんな失敗をすることなんてなかった。自分の単純なミスを自覚し、少し自己嫌悪に陥る。
「ご苦労様。」
 もう一人の刑事さんに優しく声をかけてもらい、私は感傷に浸っていた自分を戒める。涙を拭い、刑事さん二人に向き直る。嶺岸さんに背を向けながら私は、
「自白終了です!」
 と、元気を振り絞って声を出した。

 ***


 署内は朝から慌しかった。
 昨日と同じように取調執行人としての準備を整える。着替えを終え、チェーンネックレスに手を伸ばす。その時、更衣室の前から凛先輩の声が聞こえてきた。
 挨拶をしようとドアの方へ向かったが、男性の声が聞こえてきて立ち止まった。声の主は、署長のものらしかった。どうやら凛先輩と会話をしているようだ。
「署長もミラー越しにご覧になっていましたよね。彼女のやり方は――」
 凛先輩の声色はいつになく厳しかった。普段の甘くて優しい響きはそこにはない。
 何となく出辛くて、更衣室のドアの前で足を止めてしまった。
 盗み聞きをするつもりはなくとも、自然と耳にその会話が入ってくる。

「初めてとは思えないほど素晴らしい活躍だったね。」
 対する署長の声は、とても明るいものだった。
 それでも凛先輩は、厳しい口調を崩さない。
「素晴らしいと……署長は思われたのですね。」
「容疑者はちゃんと自白したよ。あの短時間で随分とおとなしくもなった。」
 そう言って署長が高らかに笑う。
「……でも、特に……自白後のあの行為は、明らかに彼女個人の――」
 そう言いかけた先輩を遮り、署長は高圧的に言い放った。
「後藤くんはよく頑張った。犯人は自白した。必要なのは、それだけだ。」
「…………」
「これからも後藤くんの教育、よろしく頼むよ。」
 二人が歩き去る音が聞こえ、会話は途絶えた。

 私は項垂れたまま、自分のロッカーの前へと戻った。準備したネックレスをそっとロッカー内へ戻す。
 ――今のままじゃ駄目なんだ……
 凛先輩に認められたい。その思いだけがどんどん強くなっていった。
 本日の容疑者資料に目を通す。彼は世間を騒がせた通り魔殺人の容疑者だ。

 私はアイスピックを手に取り、上着のポケットに入れた。



END

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 嶺岸さんは表情を失い、その額には脂汗がびっしりと浮かんでいた。そんな状態の中、彼は声を振り絞る。
「……ごめ……さい……。めん……なさぃ……」
 彼の視線は自分の股間へと注がれていた。私は彼に問う。
「ちゃんと、反省できましたね。」
「は……いっ……。ですからもう……もう……」
「でも、もう一つ残って――」
「おね……します……。お……ます……」
 呼吸困難を引き起こしているのか、彼の息が激しい音を立てている。その目はまるで、母親の愛の手を求める赤ちゃんのようだった。その姿がとても愛らしく、私のサービス精神をくすぐる。
「もう一つも、潰しておきましょうね。」
 私が彼のもう片方の睾丸を万力に挟み込む。彼はとうとう言葉が出せなくなってしまったのか、喉からヒューヒューという擦れた音だけを漏らしていた。彼の身体が激しく震えている。涙を流し、必死で何かを訴えかけている。
 彼は準備を進める私の顔や身体、手などあらゆる箇所を見ては、尋常でない震えを見せた。
「よっぽど、怖いんですね。」
 私のその言葉を聞き、彼は何度も首を大きく縦に振った。犯罪が怖いものだということを、彼は自覚しているのだろう。私は震える彼の瞳をじっと見つめた。
「じゃあ……せめて……」
 その後は言葉にできなかった。
 私は右手の二本の指を勢いよく突き出した。彼の両目に向けて。
 彼がとっさに身体を捩る。狙いが少しずれ、人差し指の方は目を捉えることができなかった。中指は彼の右目の結膜内に突き刺さっていく。ヌルリとした円蓋部結膜に指の先を挿入し、私は彼の眼球を強く抉った。ドロドロと血液が流れてくる。
「ぐあ……あああ……! いぎゃ……あぁ!」
 と、彼が喉の奥から声を振り絞る。右目から血を滴らせながら、彼が激しく悶える。私は、片方の目しか潰すことができなかったことを悔やんだ。彼にもう一度痛い思いをさせなければいけないのだと思うと、とてもかわいそうだった。
 ……でも、彼がこれ以上怖いものを見なくてすむのなら。
 私は再度、人差し指を彼の左目へと向ける。
「ごめんなさい。もう一度刺します。動かないでくださいね。」
 私がそう言った時、彼の口からその言葉が聞こえてきた。
「……や……した。……犯……人……ぼく……」
 彼の言葉を聞き、私の目からは自然と涙が溢れた。やっぱり一生懸命やれば心を開いてくれるんだ。心が通じるって、こんなにも嬉しいことなんだ。私はそれを、この時初めて知った。私は思わず拘束台の上の彼に手を差し伸べ、強く抱きしめていた。
「嶺岸さん。素敵です。本当によく言えましたね。」
 そう言いながら私は、彼の頭を優しく撫で続けた。彼はまだ自分が素直になったことに慣れていないためか、きちんと自白できた後も身体を強張らせ、小刻みに震わせていた。
 そして私は最後のけじめとして、彼の左側の睾丸もしっかりと潰した。
 ……これで彼は、自分のしたことを素直に認めること、そして、他人の大事な物は大切に扱わなければいけないこと、どっちも理解してくれたはず。
 私は、絶叫の末に再び気絶した彼を前に、とても清々しい気持ちでいっぱいになっていた。

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 嶺岸さんの表情からは血の気が完全に引いていた。
 震える口から声を絞る。
「こ、これ……」
 信じられないような顔つきで私を見る。その瞳は潤み、奥歯は絶えずガタガタと音を立てていた。
 私は満面の笑みを彼へと向けるが、彼は一層大きく震えるばかりだった。落ち着いてもらおうと必死で微笑んだけど、彼は笑わない。もしかしたら私の顔が引き攣っているのかもしれない。だって……
 私は再度、諸所が赤く染まったプリーツスカートに目を遣った。悔しい気持ちがじわじわと込み上げてくるのが分かった。ついポツリと声を漏らしてしまう。
「これ……昨日買ったばかりなんです。」
「え?」
 彼が素っ頓狂な声を上げる。予想だにしなかった言葉だったからかもしれない。でも、私はその後も言葉を続けずにはいられなかった。
「お気に入りなんです。」
 私が目線を下へと落とす。彼もまた私と同じように視線を下げる。そして彼はさらに大きく震えた。
 自分の血でまだら模様になった私のスカートに気付いてくれたのだろう。彼の反応を見て、私は内心ホッとした。彼はちゃんと罪悪感を抱ける人なんだ。そう思うと、すごく嬉しくなった。
 ……彼が本当はいい人だという考えは、間違っていなかった。ただ、素直になれないだけ……
 私はそっと彼の瞳を覗き込み、努めて優しく声をかける。
「他人の大事にしてる物を台無しにした時は、どうすればいいと思いますか?」
「あ……うぅ……」
「責任……取るべきですよね……」
「ひぃ……ひいぃ……」
「嶺岸さんの大事にしてるもの――」
 そこまで言った後、私は万力に手をかけた。ギリギリと彼の右側の睾丸を圧迫する。
「ぎゃああああっ!」
 と彼は絶叫し、「ごめ……いぃ……。ごめんな……さいぃ!」と涙を流しながら訴えた。
 彼が苦痛の声を大きくする度、私は嬉しくて仕方がなかった。
 ……彼はちゃんと痛みが理解できる人。ちゃんと反省もできる人。私がしっかりと……
「素直ないい人にして差し上げます……」
「や、やめ……」
 ――グチャッという鈍い音とともに鮮血が舞った。亀頭から噴き出す血液が再び私を覆う。彼はピクピクと全身を痙攣させながら断末魔の声を上げた。
「ぎゃああああっ! があああああっ!」
 彼は今にも拷問器具から身体を振り解きそうな勢いで暴れた。彼を拘束している枷がギシギシと音を立て、彼の肌を傷つけていった。やがて傷痕は深くなり、そこからも血がポタリポタリと滴り始めた。
 しばらく暴れた後、彼は身体を震わせたままぐったりと項垂れた。その瞳は涙で覆い尽くされ、口は半開きのまま涎を垂れ流し続けていた。
 私は彼の頭をそっと撫でた後、彼のもう片方の睾丸に手をかけた。

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 私は再度、嶺岸さんの左手を掴む。彼は条件反射のように身体を震わせ、
「ご、ごめんな……さいぃ……。許して……くださいぃ……」
 と、今にも消え入りそうな声で訴えた。その姿は本当に弱々しかった。彼を愛しいと思う心が、私の中で膨れ上がってくる。
 ……私がこの人を素直にさせてあげないと……
 そういった気持ちがどんどん込み上げてくる。きちんと躾ければ、きっと素直になれる。そう信じて、私は彼に自分のできる限りのことはしてあげたいと思った。
「早く自白しましょうね。」
 言いながら私は、既に小指と薬指の折れた彼の左手を持ち上げ、中指を折った。「ぎゃああああ!」という絶叫が取調室を覆う。そして再び罪を問うが、彼の答えはやはりNoだった。今度は彼の人差し指に手をかける。
「やめ……やめて……。お願いします――」
「――自白したらすぐに終わりますよ。」
 努めて優しく声をかけ、私は人差し指を折る。
「ぎぃや……っあああっ……」
 彼の絶叫を聞きながら残った親指に両手をかける。
「自白してください。」
 私は彼の左手の親指の関節に力を込める。彼は顔面蒼白になり、その口からはもはや言葉すら出てこなかった。ただじっと目を瞑り、その時が来るのを待っているような感じがした。
 バキッと乾いた音が室内に響く。
「ぐううああああっ!……あぐぅ……ぐぅぅ……」
 左手の全指の骨を折っても、彼の答えは変わらなかった。
 彼はぐったりと身体の力を抜いて気を失った。当然足に力が入らないから、チェーンが彼の首を持ち上げる形になる。チェーンがミシミシと音を立て、彼の口からは泡が吹き零れてきていた。
 私は脱力したまま、彼の首からチェーンを外した。
 彼に気持ちが伝わらないことが悔しくて仕方がなかった。やりきれなさが込み上げてくる。
 チェーンから解放された彼は、潰れるように床に倒れ込んだ。彼の口から流れ出す血液が床にじわじわと広がっていった。
 ふと気付くと、私の白いプリーツスカートにも彼の血が付着していた。購入したてだったから、すごく残念だった。でも、これも仕事だから仕方がない……。そう自分に言い聞かせるけど、やっぱりそのショックはとても大きかった。
 私はぐったりと倒れ込んだ彼を背負い、取調室の隅に置かれた拷問器具に固定した。彼が気を失っている間に着々と準備を進める。
 凛先輩なら、肉体一つできっと自白させられるのに。私はまだまだ力不足みたい。
 ……自分の力の無さが恥ずかしい。私の思いを彼に伝えられないことがもどかしい。
 私がライターで彼の睾丸をしばらく炙ると、彼は悲鳴を上げて飛び起きた。手足が拘束されていることに驚いたのか、彼は不安そうに、キョロキョロと目だけで周りを見回していた。
 ちょうど背凭れに寄りかかって座っているような姿勢だ。全裸の彼がもがく。しかし拘束具は彼の身体をがっちりと固定しているため、身動きを取ることはできない。
 彼が再び悲鳴を上げたのは、自分の睾丸をしっかりと挟み込んでいる万力を見た時だった。

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 私が嶺岸さんの身体を殴ると、彼は絶叫とともに目を覚ました。
 寝ている間に上着を捲っておいたので、彼の上半身は半裸だった。本当は剥ぎ取ってしまおうと思ったけど、チェーンで首を通すことができなかった。そのため、上着は彼の首元にマフラーのように巻きついていた。
「おはようございます。」
 元気な声で挨拶をしたけど、彼は私の顔を見るなり驚愕の声を上げて震えた。そしてうわ言のように、
「やってない……やってない……やってない……やってない……」
 と、絶え間なく口にする。
 "良薬口に苦し"、"冷酒と親父の言葉は後で効く"
 知っているいろいろな言葉を思い出しながら自分を励ましてみる。でもやっぱり、心を開いてくれないことは正直辛い。けれど……
 ……彼を絶対に見捨てたりしない。
 その決意だけが、今の自分の気持ちを奮い立たせてくれていた。
 彼は殴られたお腹の肉に大きな引っ掻き傷ができているのに気付くと、再度怯えた声を上げた。傷口からは血が滲んできていた。
 彼は貧血を起こしたのか、足元がふらつく。当然、首にかかったチェーンは、彼が倒れることを許さなかった。
 私はふらふらと立っている彼のお腹を再度、思いきり殴った。捻りを加えて内蔵に衝撃を与えるようにする。彼は「ぐぶっ……」という呻き声を漏らす。身体を少しくの字に曲げ、再びチェーンに引き留められる。彼の身体に二つ目の傷ができた。そこからも血がじわじわと滲み出していた。
 私は拳を握り締め、中指に付けたダイヤの指輪をじっと見つめた。指輪にはハートの形を模した小さなダイヤが散りばめられていて、それぞれ先の方が鋭利になっている。あらためて近くで見るととても綺麗だ。私はしばらくその輝きに見惚れる。
「このダイヤ……結構、威力あるんですよ……」
 言いながら、再度彼のお腹を殴る。彼は呻き、呼吸を荒げる。でも、私の言葉は彼の頭には届いていない様子だった。
 ……こんなに辛い思いをしてまで、どうして意地を張るんだろう?
 私は何度も何度も彼のお腹を殴った。やがて胃液と思われる液体が、糸を引くように地面に零れてきた。ふと顔を上げると、まるで精気を失ったかのようにやつれた彼の表情が見えた。
 ドクンと私の中で何かが反応する。いつもの悪い癖だろうか……
 それから私は無我夢中で、彼のお腹のあらゆる箇所を殴った。おそらくその度に、彼は地獄に瀕した亡者のような声を上げていたんだと思う。でも、私の耳にはそれは聞こえてこなかった。ただ夢中で、彼の腹部を殴り続けた。
 やがて私の腕に赤い液体が勢いよく流れてきた。そこで私ははっと我に返ったような気がした。再び目を上げると、彼は咳き込み、口から大量の血液を噴き出していた。ふと彼の腹部を見ると、私が抉った傷痕は彼のお腹に大きなハート模様を象っていた。
 ……無意識に、彼のお腹に絵を描いてしまってたみたい。
「見てください。可愛い絵ができましたよ。」
 私の声を聞いた彼は、虚ろな目のままビクリと身体を震わせた。私はその大きなハート模様の内側に、もう一つの小さなハート模様もサービスで付け加えておいた。

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 嶺岸さんは再び失禁したようだった。乾き始めたズボンの前部が再び湿ってくる。
「ゆ、許してください。本当に――」
 と泣きながら訴える彼の言葉をかき消し、私は再度、彼に問う。
「あなたは京握区内で、無差別に罪のない多くの人たちを殺傷した爆弾魔――」
「違う!」
 彼の声もまた、私の言葉を途中で遮った。きっとこの人は小さい頃から、こうやってなかなか素直になれなかったんだと思う。私は一つ大きなため息を吐き、それから彼の湿ったズボンのベルトを外す。
「や、やめ……何を?」
 と言いながら彼は身を捩って無駄な抵抗をする。私はその問いかけには答えず、力ずくで彼のズボンを下げた。彼は恥ずかしいのか、その両足を精一杯内股にしていた。彼のモノの先にはまだ少し黄色い液体が残っていた。
「こ……こんなこと……」
 彼は脱力したようにふらつく。そして首のチェーンを意識してまた頑張って立ち上がる。そんなことを何回か繰り返していた。私はその様子をじっと見つめていた。彼の必死な行動になぜか色気を感じる。
 ……彼は本当は純粋ないい人。ただ、なかなか素直になれないだけ……
 私は自分に言い聞かせた。彼がきちんと自分の口で自白できるまで、私も精一杯やらなくちゃ!
「もう一度聞きますね。あなたは――」
「何度聞いても答えは同じなんです。やってない。やって……あぐぅ!」
 私は彼の睾丸をしっかりと握り締め、その手をぐいと下に引いた。睾丸の痛みで彼が身体を下げると、首回りのチェーンがギシギシと音を響かせて彼の首を絞める。
「ちゃんと言えるまでやり直しです。あなたが犯人ですね?」
「ぅ……だから、それはちが……うぐうっ……」
「はい。もう一度。あなたが犯人ですよね?」
「はぁ……。はぁ……お願いですから……ぐあっ!」
 何度か繰り返したけど、彼はやはりなかなか素直になれない。それがすごく切なかった。態度も従順になってきたし、言葉遣いも最初に比べて随分と丁寧になった。でも、認めることだけができない。
 彼は息遣いを荒くし、涙を流して訴える。気付くと彼の睾丸は赤く充血し、首回りも傷だらけになっていた。そこまでして隠さなければいけないのなら、最初から犯罪なんて考えちゃダメなのに……
「嶺岸さん。」
 私は努めて優しい口調で彼に問いかける。でも彼はガタガタと身を震わせるだけで、返事をすることができない。私は睾丸を握る力を少し強めた。そして再度呼びかけると、彼は震える声を振り絞って「はいぃぃ……」と力なく返事をした。
「私が最近、素敵だなって思った言葉があるんです。」
 と、私が言葉を続けると、彼はまた「はひぃ」と弱々しい声で答える。私は続ける。
「"隠していいのは、自分の行った善事だけ" 意味は、分かりますよね。」
 私は彼の顎を持ち上げ、瞳を覗き込んだ。彼は怯えた犬のような目で私を見ながら、しきりに首を縦に振る。でも、私がそれから再び自白を促した時には、彼はやはりその首を横に振った。
 脱力した。悔しさが込み上げてくる。
 私は睾丸を握る力を一層強め、彼の身体を思いきり下へと引っ張った。彼がもがく。悲鳴を上げる。でも今は絶対に彼を許してはいけないと思った。
 彼はやがて口から泡を吹き、失神した。

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