[18禁] 逆リョナ系SM小説サイト  ~美しき女性たちの狂気~
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
性的な嗜好に限らず、自分を"S"や"M"という言葉で表現する方々が、以前より多くなったような気がします。
それを愉快に聴ける方もいらっしゃいますし、逆に、不愉快に感じる方もおられますね。
これら嗜好の捉え方や感じ方・考え方の個人差が大きいので、当然のことだとは思いますが。
二律背反。それでも、単純に目を背けることができない事実がここにあると、私は確信しています。

お付き合いくださった読者様方、どうもありがとうございました。
今後とも、Black Onyx [ブラックオニキス]を、どうぞよろしくお願いいたします。

作品を気に入ってくださった方は、ぜひ拍手のクリックをお願いします。
よろしければ、ランキングバナーのクリックにもご協力ください。
FC2Blog Ranking

Back | Novel index | Next
私からの命令

「従えないなら去れ、辛いだけなんだから」

私の言葉を聴き、あなたは涙を流した

私の表情を凝望し、あなたは恨みの瞳を宿した

自分が必要でないのかと

「必要でない」

私が嘘をつくことで思いを切れるなら、喜んで嘘をつこう

私を恨むことで心が鎮まるなら、甘んじて受けよう

――それがどれだけ苦しいことか

あなたの号泣が痛い

あなたの怒号が痛い

痛い 痛い

きっと、マゾヒストは加虐体質なのだ

マゾヒストさま

鬼畜と呼ばれた私にも、せめて最後に愚痴を言う権利を下さい



END

Back | Novel index | Next
 下等生物へ

 こんばんは。ゆづきです。
 先ほどはメールの誤送信、ごめんなさいね。
 別の雄宛ですので、命令も当然あなた宛ではないです。お手数ですが、破棄してください。
 それにしても、つくづく滑稽な生き物ですね。
 このような屈辱を前に、自分が軽く扱われているようで、虫けらのように扱われているようで、興奮するだなんて……

 あなたは私に平伏し、私が踏み躙りやすいように頭を低く保つのだと、そうおっしゃいましたね。
「まるで、ゴミのように」
 と。
 ……あなたはご自分が、どれほど高い身分にいらっしゃると思っているのでしょう?
 ゴミと同等の価値が、ご自分にあると?
 おめでたいオツムですね。
 ゴミは、この地球によって与えられた天命を全うしたもの。
 私には時々、ゴミがとても尊い存在に見えることがあります。
 では、あなたは……?
「ゴミのように扱ってほしい」
 など、ゴミに失礼な話ではないですか? 申し訳ないとは思わないんですか?
 ……ごめんなさい。つい、感情的に。
 雄であるあなたには、難しい質問でしたね。

「軽く扱ってくださり、ありがとうございます」
 ――当たり前です。その程度のモノですから。
「吹けば飛ぶような卑小な存在です」
 ――そうですね。できれば吹く手間など取らせず、静かに消えてください。

 そうそう。
 本来、先ほどの命令を受け取るはずだった雄が、おかしな質問をしてきたことがありました。
 誤送信のついでに、と言ってはなんですが、あなたに話してみます。聴いてください。

 私の言葉遣いについてなのですが、あなたは不思議に思うことがありますか?
 雄曰く、
「下卑た自分のようなモノに対して、あまりに丁寧で申し訳ないです」
 と。
 いかがですか?
 あぁ、ごめんなさい。また雄であるあなたに難しい質問をしていますね。
 私にとっては、勘違いもここまでくると修正するのも面倒と言いましょうか……
 例えば、
「ここが気持ちいいんでしょ?……この変態が」
 こんなものは、雄の下劣な妄想の生み出した、品のない定番の台詞です。そもそも責め言葉を欲するなどという姿勢自体が、雄のエゴだと私は思うんですよね。ですが、女のほうもまた甘やかして、要望通りのことを口にしたりするんですよ。なんてサービス精神旺盛なんでしょう。素敵な女王様ドレイですね。
「このクズ!」
「何をやってもダメね、この豚は!」
 ……あぁ、こんなことを口にしていたら、自分が下品になっていくようでつらいです。
 そもそも、雄のような下等生物にサービスしたりムキになって罵倒したりするということ自体がおかしなことだと、私は思っているんです。
 だって、雄ですよ?
 何を期待して、怒っているんでしょうか?
 雄に刺激されて、雄の言うままに、雄の思い通りになってしまう女王様ドレイ。
 他人が口を出すことではありませんが、私は絶対に嫌ですね。

 それは、私がソレと同じ土俵に立つということ。
 それは、私がソレと同じ高さに降りてくるということ。
 それは、私がソレをそれと認めるということ。

 これ以上なく惨めなあなたのような存在を前にしても、私は基本的な礼節をもってあなたに接しているつもりです。
 もうわかりますね? その意味が。

「身分の差を知れ」

 私は、
 一匹一匹を、きちんと大切にしてます。
 同時に、
 一匹一匹を、きちんと粗末にしてます。
 それが私の理想とする、美感を有する支配です。

 美しいものを愛していたい。
 ただそれだけです。

 ところで、
 雄は、ご自分が「崇拝している」と口だけで言っている――あるいは本当にそう思い込んでいる――女を、己の高さにまで下げてくることに、罪悪感を抱いたりはしないのでしょうか?
 同じ土俵に立たせて、ご自分のために、ご自分の好む方法で責めてもらい、それでご自分が悦んでいる――ご自分の快楽のために(もはや崇拝しているというのは体裁でしかない)女を活用している――ということの愚かさを、そもそも理解しているのでしょうか?
 あぁ……、これもまた答えにくいですよね。あなたも雄の一匹なのですから。
 私は、そのような穢らわしい思考や行為は嫌いです。
「貴女様を悦ばせたい一心でお側におります」
 何匹かの雄は、恥ずかしげもなくそうおっしゃいますね。
 ……それは、嘘です。本当は、ご自分が愉悦に浸っているんです。
 その点を見誤っていると、いつの間にか、こちらも同等にまで堕ちてしまいます。
 たかが雄、されど雄。菌に例えるとわかりやすいでしょうか。

 そう言えば、
 以前、私に踏み潰してほしいとおっしゃっていたのは、あなたでしたでしょうか?
「あれ? いたの? ごめんね、気付かないで踏み潰しちゃった」――といったような。
 ……本当に、救いようがないですね。
 おそらく、踏み潰したことにも気付きませんよ。
 どうでもいいですから。

 繰り返しになりますが、私は美しいものが好きです。
 ですが仮に、この世に「美」しか存在しなかったら、我々は「美」を「美」であると意識することさえできないのでしょうね。
 だからこそ、「醜」もまた必要。――とても残念なことですが。
 私が、雄の存在を完全否定できない理由のひとつが、ここにあります。

 長々とごめんなさい。
 私のくだらない話に付き合わせてしまいました。
 ここまで聴いてくださって、ありがとうございます。
 あらためて、この度は、メールの誤送信、誠に申し訳ありませんでした。
 失礼いたします。

 えっと……
 私が誤送信したのはあなたですよね。で、そもそもあなたは誰でしたでしょうか?
 雄であるということくらいはわかるのですが……
 ちなみに、もともと送信したかったモノも誰なのか曖昧なんですよね。


 ……ま、いっか。


 ゆづきより



END

| Novel index |
ご覧いただいた通り、PCでしか通用しない趣向になっております。
……と言うより、なってしまいました。ごめんなさい。
事態に気付いたのが執筆を終えた後。でも、お蔵入りさせるのは少々もったいない気がして――
ご不便をおかけして申し訳ありません。

お付き合いくださった読者様方に感謝申し上げます。
今後も、Black Onyx [ブラックオニキス]を、どうぞよろしくお願いいたします。

作品を気に入ってくださった方は、ぜひ拍手のクリックをお願いします。
よろしければ、ランキングバナーのクリックにもご協力ください。
FC2Blog Ranking

Back | Novel index | Next
※閲覧の際は、PCをお使いください。
[先生あのね 2]の続きを読む
※閲覧の際は、PCをお使いください。
[先生あのね 1]の続きを読む
【※作品閲覧にあたっての注意】

本作品は、演出の性質上、PCでのみ、お楽しみいただける内容となっております。
スマートフォン等をご利用の方、ごめんなさい。
本作閲覧の際には、お手数ですがPCをお使いくださいますよう、お願い申し上げます。

【 読む 】

Back | Novel index | Next
※閲覧の際は、PCをお使いください。


***************

本文に、隠された文章があります。
「先生あのね 1」の本文をドラッグするか、"Ctrl+A"(すべて選択)を実行するなどして、文字を反転させてみてください。
続きの「先生あのね 2」でも同様です。

***************
精神面重視の偏向制作。
自覚しています。最近は、割と顕著ですね。
ご好評やご批判を熱心に下さっている読者様方、どうもありがとうございます。

基本的に、書きたいものしか書きません。
理由は、書けないからです。
そんなに不器用なのに、こうして書いています。
理由は、書きたいからです。

いつも物語をご覧くださっている方々に、感謝申し上げます。
今後とも、どうぞお付き合いくださいませ。

作品を気に入ってくださった方は、ぜひ拍手のクリックをお願いします。
よろしければ、ランキングバナーのクリックにもご協力ください。
FC2Blog Ranking

Back | Novel index | Next
「素晴らしい死の世界」
 それなら――
「どうして、黙って静かに死ねないの?」
「っ――!」
「どうして、ひとりで勝手に死ねないの?」
「…………」
「どうして、望んで死んでいくあなたが、死後のこの世の反応を気にするの?」
 ――そんなにも素晴らしい所に向かうのに、どうして?
 君の目は再度、大粒の涙を流した。
 苦痛は身体の痛みによるものか、それとも心の痛みによるものか。
 ――そう。あなたは、死よりも不安が怖い。
 君は顔を歪めながら微震していた。
 そっと君の瞳の奥を覗き込んだ女の、
「それがあなた。その大きな大きな不安を、解決してほしいの。……誰かに、ね」
 柔らかで温かい身体を前に、君は頬を濡らしたまま、
「……怖い」
 素直な感情を口にした。
「怖くて……、怖くて仕方がない。どうしようもなく、怖くて――」
「……ん」
「等身大でいたかった。でも、できなかった。それなら、笑ってるか、死ぬしかない、そうだろ? いつからこうなった。なんでこうなった。……なんで」
 君の心の声が響く。その身体をしっかりと抱き止めた女は、君の鮮血で覆われた手で、君の頭を優しく、優しく撫でた。
「きっと――、ありのままの自分を、あなた自身が愛してあげなかったから」
「……俺自身が?」
「あなたは大きな子どものまま。成長は、今の自分でいいと、自分が自分を認めてあげるところが始まり」
「…………」
「自己を肯定できて初めて自信がもてて、その自信があるからこそ、より大きく成長していける。草木や花が、大地に支えられ、それをしっかりと踏みしめて伸びていくように」
「草木と同じ……」
「現実なんて、あなたが思っているほど大変な所じゃないのに」
 それまで包まれるばかりだった君は、
「――ありがとう」
 このとき初めて、自ら彼女を強く抱きしめた。
「私は何もしてないよ」
「聴けて……、よかった」
「うん」
 おかげで――
「幸せな人生だった……なんて、……そんな風に思い込んだまま死なずに済んだ」

 その言葉を最後に、君はそこから身を投げた。
 これ以上ないほど、幸せそうな表情だった。
 君を見つめる彼女の瞳が、彼女の心を鮮明に映していた。


 そう。
 幸福は存在しない。
 ただ、幸福を求める心があるだけで。



END

Back | Novel index | Next
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。